タブレットはもはや子どもの「文房具」? 教育現場のデジタル化が加速

タブレットはもはや子どもの「文房具」? 教育現場のデジタル化が加速パソコン(PC)やスマートフォン(スマホ)などの情報端末の普及が目覚ましい。学校に導入されているPCも、最近では各教室での授業でも使えるよう、ノート型やタブレット型に変わっている。「もはやタブレットPCは誰もが普通に持つ『文房具』になりつつあるのかもしれない」、と語る教育ジャーナリストの渡辺敦司氏に、学校のPC導入の動きについて伺った。

 

***

 

佐賀県教育委員会は、今年度の県立高校の新入生から、県教委が指定する学習者用PCを購入してもらうことにしました。デジタル教材も入った指定機器は約8万4,000円しますが、県の補助により負担額は5万円となっています。全校で電子黒板と学習者用PCを連動させた授業が行われるほか、家庭学習にも活用をすすめています。

 

安くはない金額ですが、貸付制度なども導入してまで、学習者用PCの導入に踏み切ったのは、これから教育の質や生徒の学力を向上させるには、情報通信技術(ICT)を活用した教育の推進が不可欠だと判断したからです。

 

同県武雄市では、2015(平成27)年度までに全市立小・中学生に1人1台のタブレットPCを配布することにしています。いずれもICT先進自治体として知られているがゆえの措置ということもできますが、東京都荒川区も今年度、区立小・中学校全校に1人1台のタブレットを導入します。

 

また、九州大学では2013(平成25)年度の新入生から、個人用PCを必携化しました。2014(平成26)年度からは個人用PCを用いた授業も始まっています。

 

これからは学校でも個人でICT機器を持っていくことが当たり前になる時代が来るのかもしれません。その分も織り込んだ教育費負担の軽減策を充実させることが、喫緊の課題といえるでしょう。

 

出典:タブレットPC、もはや「文房具」の時代に? -ベネッセ教育情報サイト

お子さまに関するお悩みを持つ
保護者のかたへ

  • がんばっているのに成績が伸びない
  • 反抗期の子どもの接し方に悩んでいる
  • 自発的に勉強をやってくれない

このようなお悩みを持つ保護者のかたは多いのではないでしょうか?

\そんな保護者のかたにおすすめなのが/
まなびの手帳ロゴ ベネッセ教育情報サイト公式アプリ 教育情報まなびの手帳

お子さまの年齢、地域、時期別に最適な教育情報を配信しています!

そのほかにも、学習タイプ診断や無料動画など、アプリ限定のサービスが満載です。

ぜひ一度チェックしてみてください。

子育て・教育Q&A