0歳の子育て費用、どのくらいかかる? その内訳は?

子育て費用は、生まれてから1年でどのくらいかかるのでしょうか? ひとりのお子さまを成人まで育てるのには、2000〜3000万円かかるとも言われています。このうち、乳幼児期の育児費用はどのくらいを占めているのでしょう。

0歳の1年にかかる子育て費用は、約50万円

やや古いデータになりますが、こども未来財団が行った「子育てコストに関する調査研究」(2003年)を基に、生まれてから1年の子育て費用を見てみましょう。
この調査では、0歳のときの1年で、約50万円かかるという結果でした。内訳は、ベビー用品や衣服に約20万円、おやつや託児費用、医療費、教育費などに約13万円、お祝い行事関連に約7万円、お子さまのための貯蓄や保険に約10万円となっています。

託児先や、習い事次第で、支出が増えることも

この子育て費用は、あくまで2003年当時、220〜250程度の家庭のアンケートを基にした推計値です。お子さまを預ける場合の託児先(保育園、幼稚園、認可外保育所、ベビーシッターなど)や、習い事をどのくらいするかなど、それぞれの家庭によってかかる金額は異なります。また、お子さまが第1子か、第2子以降かによっても支出は変わります。調査によると、第2子の場合には、第1子の費用の7〜8割程度と、低くなることがわかりました。

生まれてから1年以降も、同じくらいの育児費用が予想されます

同じ調査によると、子育て費用として、1歳で約46万円、2〜3歳で約51万円が必要になることがわかります。4歳以降では約60万円を超えるようになると推計されています。

お子さまをどのように育てたいかという、おうちのかたの考え次第で、必要になる金額は変わります。出産し、子育てを始める時期は、どのように収入を確保し、どこにお金をかけるか、家計のバランスを考え直すいい機会でもあります。先を見据えて、将来のライフプランニングについても考えておきたいですね。

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