まずは素手から 野球のキャッチング上達の極意は「怖がらないこと」

まずは素手から 野球のキャッチング上達の極意は「怖がらないこと」野球は日本では有数の人気スポーツ。上手になりたいと思っている子どもも多いだろう。ボールを捕るにも投げるにもコツがあり、ちょっと練習すれば、野球はもっと楽しくなる。基本を身に付けるため練習方法を、全国大会準優勝校でもある、修徳中学校軟式野球部監督の小野寺信介氏に教わった。

 

***

 

まずはキャッチングの3つのポイントを確認しましょう。この3つをしっかり頭に入れておくと、トレーニングの効果が上がります。

 

【Point1】 腕の使い方
・グローブをはめたほうの腕を、後ろから真上、前へと大きく回す
・ひじを前に出してから構えると、ひじと手首から余分な力が抜け、ボールを捕りやすくなる
・腕が縮まったり、姿勢が前かがみだったりすると、ボールを捕りにくくなるので注意

 

【Point2】 ボールをつかむ場所
・グローブを外し、<POINT1>のように腕を回し、手のひらをボールを投げてくる相手の側に向けて構える
・人差し指が左右にずれていると、うまくつかめない

 

【Point3】 グローブで捕る
・グローブをはめ、<POINT1>と<POINT2>で注意した点に気を付けながら構える。グローブの中の人差し指がまっすぐ真上に向かって立つようにする
・飛んできたボールを、人差し指と中指の付け根あたりにボールの中心がくるように受け、指でしっかりとつかむ

 

【Lesson1】 椅子に座ってキャッチング
最初に、椅子に座ったままボールを捕ってみましょう。椅子に座ると、ピッチングの時と同様に、ボールを受ける時の正しい姿勢が身につきます。ポイントは次の3つです。「腕全体を大きく回し、ひじを体の前へ」「人差し指をまっすぐ立てる」「肩に力を入れない」。

 

【Lesson2】 柔らかいカラーボールでキャッチング
椅子に座ったまま、カラーボールを素手で捕ってみましょう。最初はボールをつかまず、手ではたきます。飛んでくるボールを怖いと感じるお子さまも多いですが、ボールに慣れるうえでこの練習は効果的です。左手、右手、さらに両手ではたき、慣れてきたらボールを両手でキャッチしてみましょう。

 

【Lesson3】 グローブをはめてキャッチング
グローブをはめてボールを捕ってみましょう。キャッチングは、腕だけでなく、足の使い方も大切です。必ず、腕と足、両方を使ってボールを捕るようにしましょう。「ボールと顔を離しすぎない」「足を一歩前へ踏み出す」「ひじと手首をやわらかく」–これらのことに気をつけて行うことが大切です。

 

出典:打ち方・投げ方・キャッチボールのコツ 少年野球の練習法 キャッチング -ベネッセ教育情報サイト

プロフィール



「ベネッセ教育情報サイト」は、子育て・教育・受験情報の最新ニュースをお届けするベネッセの総合情報サイトです。
役立つノウハウから業界の最新動向、読み物コラムまで豊富なコンテンツを配信しております。

子育て・教育Q&A