五輪代表チームドクターが語る 水泳のスポーツ障害防止は保護者の声かけが重要

五輪代表チームドクターが語る 水泳のスポーツ障害防止は保護者の声かけが重要2020年の東京五輪に向け、出場したい! と子どもたちには大きな夢ができたのではないだろうか。水泳で出場を目標に、がんばって練習している子どもたちもいるようだ。一生けんめい練習を続けるうちにスポーツ障害になってしまわないよう、シドニー五輪以来、日本水泳チームのドクターを務めている金岡恒治氏にアドバイスをもらった。

 

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子どもは痛みを訴えなかったり、痛みを痛みとして感知できていなかったりすることがあります。保護者は、時々「どこか痛くない?」と聞くようにしてください。関節の痛みの場合は、練習中ではなく練習後に起きます。1~2週間連続して続くようでしたら、整形外科を受診してください。子どもの関節の痛みは、早期発見できれば、さほど心配する必要はありません。素人判断をせず、専門医による正しい診断と適切な治療を受けましょう。

 

保護者のかたに知っておいてほしいのが、子ども同士がプールで遊んでいる時に起きやすい「飛び込み事故」です。

 

ポイントは入水角度。水面に対して30度以上の深い角度で飛び込むと、プールの床に頭が直撃してしまうことがあります。飛び込み事故は、頚椎(けいつい)や頚髄(けいずい)を損傷したり、死亡したりなど、取り返しのつかない事態を一瞬にして招きます。保護者のかたはお子さんに、飛び込みが深刻な事故につながること、指導者のいないところでは飛び込みをしないことをしっかりと話し、注意を促してください。

 

水泳は子ども時代に始めることで、習得しやすくなります。子どもの時に身に付けた「泳ぎの感覚」は、生涯にわたって忘れることなく、一生泳ぐことを楽しめ、健康作りにも役に立ちます。大きな故障や事故を予防しつつ、子どものスイミングをサポートしてあげてください。

 

出典:五輪の水泳チームドクターが語る 子どものスポーツ障害【前編】こんな「痛み」に注意しよう -ベネッセ教育情報サイト

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