ヘディングはこわくない! 浮き球の扱い方を元Jリーガーが指南
浮いたボールを扱う「ヘディング」と、「ボレーキック」のテクニックを身に付ける方法を、元Jリーガーの中里宏司氏がわかりやすく紹介してくれた。親子で一緒にチャレンジしてみてはいかがだろうか。
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●ヘディング
試合ではヘディングが効果的な場面がよく出てくるので、こわがらずにトライしましょう。
(1)2~3メートル離れたところにいる相手に、ボールを頭のあたりに投げてもらい、そのボールを頭にあて、相手にまっすぐ返します
(2)(1)と同じ練習を、ヘディングする人が片足を上げて行います
(3)ボールが来る方向と別の方向にヘディングをしてみましょう
●ボレーキック
ボールが浮いているうちに足で蹴るのがボレーキックです。
(1)2~3メートル離れて立っている相手に、ボールを足元に落ちるように投げてもらい、そのボールが地面につかないうちにインサイド(足の内側)で蹴って、ボールを投げた人に返します。
(2)(1)と同じ練習を、インサイドではなくインステップ(足の甲)で行います
(3)ボールが来る方向と別の方向に、インサイドでボレーキックをする練習です。3人(A、B、C)がそれぞれ2~3メートル離れて三角形をつくるように立ち、AがボールをB(C)の足元に落ちるように投げ、B(C)はC(B)のほうへ蹴って返します
(4)(3)と同じ練習を、インサイドではなくインステップ(足の甲)で行います。
●ボレーシュート
ボレーキックで直接、ゴールをねらうのがボレーシュートです。
(1)ゴールラインから2~3メートル離れたところ(ゴールエリアのラインのあたり)に立ち、ゴールポストの前あたりにいる相手に足元に落ちるようにボールを投げてもらい、インサイドでボレーキックをしてゴールに入れます
(2)(1)と同じ練習を、インサイドではなくインステップ(足の甲)で行います
練習をやってみて、うまくいかないのは、恥ずかしいことではありません。失敗をおそれずにチャレンジすることが上達の秘けつです。どんなにすごい選手も、最初は失敗ばかりしていたはずです。みんなもどんどんチャレンジしていきましょう!