小学校で必修化の英語 家庭でも使いたい3つのほめ言葉
2011(平成23)年度から、小学5、6年生に対して必修化された外国語活動。保護者は子どもたちの外国語活動をどのように見守り、どのように関わっていけばよいのだろうか。小学校現場で英語の指導をし、英語に関する本を数多く執筆されている粕谷恭子氏に、保護者が注意すべきこと、家庭でできることについて話を伺った。
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保護者のかたがたにお願いしたいことが2つあります。
一つ目は、帰って来た子どもたちに、「今日は何が言えるようになったの?」「今日は外国語活動があったけれど何をしたの?」と、問い詰めるような聞き方はしないでほしいということです。「今日は楽しかった?」「どんなことやったの?」というような、あたたかい言葉かけをしてあげてください。
二つ目は、担任の先生の関わりに対するご理解です。先生もいろいろ不安が多いなかで、真剣に取り組んでいらっしゃいます。「がんばってくださっているなあ」と、あたたかく応援してあげていただきたいと思います。
また、学校で行う外国語活動のために、ご自宅で前もって予習したり、勉強したりする必要は一切ありません。どうぞ安心して、学校に子どもたちを送り出してください。ご自宅では、ごくごく当たり前のごあいさつや、「ありがとう」「ごめんなさい」というような言葉を、日本語できちんと使える人を育ててください。言葉を大切にして過ごしていただければ十分です。
家庭で使える英語のほめ言葉をご紹介しましょう。子どもをとても幸せにする、3つの魔法の言葉です。
●Great! (すごいね!)
●Excellent! (すばらしい!)
●Good job! (よくできました!)
Please try it!(試してみてくださいね!)