やっぱり日本で暮らしたい! 海外転勤一家の娘の「渡英前ブルー」に母は?

やっぱり日本で暮らしたい! 海外転勤一家の娘の「渡英前ブルー」に母は?共働きで長女は中学3年生という、沓澤糸氏の家庭。夫のロンドンへの転勤が決まり、沓澤氏は会社を退職、一家で引っ越しをすることになった。ロンドンへの引っ越しを目の前に「渡英前ブルー」になった、長女の様子を伺った。

 

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引っ越しの荷物出しや準備、各種手続きなどに追われる母を横目に、娘は当時の学校の友達との別れを惜しむように、毎日精力的に(!?)遊んでいました。娘は中3の夏まで、朝・昼・放課後に加え土日も休みがないほど練習がハードな部活動に所属しており、部活動以外で仲のよい友達とは遊びにいくことすらできない毎日でした。ですので、ロンドン行きを決めて部活動を夏の終わりに引退してからは、残された時間はその友達と一緒に過ごしたいと考えていたようです。

 

クリスマス・お正月などのさまざまなイベントなど、やってみたいと思ったことをやり尽くした娘は、その反動からか、3月下旬の渡英が近づくにつれ、憂うつな日々を送り始めました。外で友達とはしゃいできても、夜自宅ではどっと落ち込み、「やっぱり行きたくない」「日本がいい」と漏らすように……。

 

ああ、今さら……と私は絶句。しかし、そんな恨み言を娘に言っても、また、その場しのぎに慰めてみても、おそらく娘の憂うつは晴れないと思い、話を聞いてやることに徹しました。娘の様子が不安定で、私自身の外出の予定を取り消したこともありました。しかし、出発の日が近づくと、荷物をまとめたり家の中を整理したりと、娘がやらなければならないことも増え、感傷にひたる間もないほど。結局、自然治癒というか、最後は本人も開き直り、夏に一時帰国する予定もあったので何とか気持ちを立て直したようでした。

 

かくして荒波のような引っ越し準備と娘の「渡英前ブルー」を乗り越えて、ロンドンでの新しい生活がスタートしました。

 

出典:娘の「渡英前ブルー」~母娘の心の準備 -ベネッセ教育情報サイト

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