未来に向けて安定志向の子どもたち 「結婚」「子育て」と人並みな生活を送ることができれば幸せ
「現実的だ」「夢がない」と、よく言われる現代の子どもたち。彼らは未来の自分についてどのようなイメージを持っているのだろうか? ベネッセ教育情報サイトでは小学1年生~高校3年生のお子さまを対象に、将来の生活についてアンケートを行った(アンケート期間2013/11/27~2013/12/03/回答者数1,626人)。
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子どもたちは未来の自分についてどんなイメージを持っているのでしょうか。
項目を挙げて聞いてみたところ、「保護者のかたを大切にしている」「幸せになっている」「結婚している」「子どもを育てている」という項目に対しては80%以上の子どもが「そう思う」と回答していることに対し、「自由にのんびり暮らしている」は65.1%、「多くの人の役に立っている」は67.0%、「お金持ちになっている」は47.9%、「有名になっている」は24.2%、「世界で活躍している」は25.9%と、自分が華々しく活躍するイメージに近づくにしたがい、「そう思う」割合は減少していっています。
今が「幸せ」と回答した子どもたちの声を見ていくと、「結婚して子どもをつくり家族を持ち、不自由ない生活を送る」という「人並みな生活を送ることができる幸せ」を求めていることがわかります。
不況の世の中を見てきた子どもたちは、とにもかくにも安定して生きていくことができればと、けなげに考えているのでしょう。
【あなたが40歳くらいになった時、次のようなことをしていると思いますか?】
出典:子どもの96.9%が「日本が好き」 日本を憂い未来を見据える、大人顔負けの目 「未来予想」【前編】 -ベネッセ教育情報サイト