子どもが粗相! 問題解決力を育む保護者の姿勢とは?

子どもが粗相! 問題解決力を育む保護者の姿勢とは?小学校低学年ぐらいの子どもがいる家族。レストランで食事中に、はしゃぎすぎた子どもが、テーブルの上に食べものを落とし、フォークも床に落とした。よくあるこんな場面で、あなたはどのような対応をするだろうか? コーチングのプロ石川尚子氏は、同じような状況で上手に子どもを指導した母親の姿に感動を覚えたという。

 

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レストランなどで子どもが粗相をしたときに、私がよく見かけるのは、「もう、何をやってるの!? だから、『じっとして食べなさい』って言ったでしょう」と怒りながら、テーブルを片づけたりフォークを拾い上げたりする保護者の姿です。

 

しかし、その時私が見たのは、
母「あら、どうしたの?」
子ども「落としちゃった」
母「うん、どうするの?」
といった拡大質問(相手の考えを引き出す質問)を子どもに投げかけながら、子ども自身に解決法を考えさせ、行動を促す母親の見事な対応でした。

 

子どもが失敗した時など、保護者はつい手を出してしまいがち。また、「はい! お片づけしてー。もう帰るよー」と言いながら、子どもが出したおもちゃを保護者がどんどん片づけていくケースもよく見かけます。こうしたことを続けるとどうなるでしょうか?

 

≪結局、後始末は誰かがしてくれるもの≫と、子どもは無意識に感じるようになってしまうのです。わたしは高校生と話していて、それを強く感じます。「どうしたいかわかんないしー」。自分の進路選択なのに、まるで他人事のようなことを言います。うまくいかないと「言われた通りにやってもダメだった」と責任を転嫁します。自分の課題を自分で考え乗り越えていく力が弱いように感じます。

 

子どもが何かミスをしてしまった時、困っている時こそ、問題解決力をつけさせる絶好の機会。「どうしたの?」「どうしたら良いかな?」と考える機会を与えたいものです。手を出さず、自分で考え、自分で試させる時間を増やしてみてはいかがでしょうか。

 

出典:手を出しすぎていませんか? -ベネッセ教育情報サイト

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