【高1保護者応援】教えて!進路プロVol.2「高校の授業についていくには?」
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高校生活がスタートして約1週間。
高校生になったら勉強のことは本人に任せよう、と考えていても「うちの子、高校の授業の速いスピードについていける?」「部活と勉強の両立はできそう?」などちょっと気になるころかもしれません。
そんな高1保護者のリアルタイムの疑問・不安にお答えしていくのがこの連載、「教えて!進路プロ」のモットー。今回のメインテーマは「部活と両立しながら、高校の授業についていくには?」です。
今回もまた進研ゼミ「高校講座」編集室の、リアル高校生保護者たちが読者を代表して進路のプロに突撃取材しました。
高校の授業についていくには?
編集H:ついに高校の授業が始まりました。息子は「授業のスピードが超速い!」と言って毎日焦っている様子です。高校の授業についていくにはどうすればいいんでしょうね。
進路情報担当 西野(以下西野):高校は中学と比べて履修範囲が広いので授業のスピードや量が中学とは圧倒的に違います。授業中だけで内容を完全に理解することは難しいので、高校からは、「予習」→「授業中に理解」→「復習」という高校式学習スタイルに切り替えていくことが必要ですよ。
編集H:高校式学習スタイルに切り替え! つまり高校の授業は予習が前提なんですね。中学では予習をまったくしていなかったので、いきなり高1から習慣化できるのか不安です。Nさんの息子さんはどうでした?
編集N:頼りない先輩で申し訳ないのですが、正直うちの高2の次男の予習状況はまったくわかりません(笑)。私、高校生になって「予習しなさいよ。どんなふうに予習しているの?」と親が言うのもなんだな~と思って、本人に勉強のことは任せていたんです。
編集H:そうでしたか。私も早く手を離したいのは山々なんですよ~。
編集N:ですよね。
編集H:だけど高1になったとたん突然手を離したらうちの息子の成績が驚くほど下がる……なんてことになりそうで……どうしましょう? 心配しすぎ?
編集N:心配しなくても予習しないで先生に当てられて困るとか、小テストでひどい点を取るとか、早いうちに失敗したほうが自分で気付いてあとで伸びるってこともありますよ~。
編集H:……さ、さすがベテラン保護者、余裕の発言ですね。確かに失敗したほうが成長できるというのは一理あります。ただうちの息子、あっけらかんとした性格なので失敗しても気にしないでそのままになるという可能性も……!
編集N:あれ? それうちの長男もそうだったかもしれない(汗)。
授業の予習・復習の優先順・やり方は高校によって違う
編集H:西野さん、日々の予習・復習の仕方って、高校の各教科の先生が教えてくれるものですか?
西野:最初の授業で学習法ガイダンスが行われる高校もありますが、日々の予習・復習は自主性に任せていることが多いでしょう。そして保護者のかたも、お子さんの高校の授業に合わせた予習・復習の仕方までわからないのが普通だと思いますよ。
編集H:うっ、どうしよう。自主性に任せていたらまんまとコケる姿が目に浮かぶ……。
西野:ここは「高校別担任コーチ※」に全部頼ってもらえたらいいなと私は思うんですよ。
※「高校別担任コーチ」は受講教科にかかわらず、スマートフォン利用のかたは「高校生サクセスナビ」から、パソコン利用のかたは「会員ページ」から利用できます。
※高校名を「ゼミ」に登録するだけで、お子さまの高校の授業やテストの特徴に合った学習法や、進路選択・やる気UPのアドバイスをお届けしたり、コーチに質問・相談できるサービスです。
※「ゼミ」に登録したお子さまの高校出身・高校と同じ地域出身、またはお子さまの高校と同地域の大学に通う大学生などが担当。一部の高校は地域にかかわらず、その高校の特性に合ったアドバイスができる大学生などが担当します。
編集H:「高校別担任コーチ」のアドバイスは、テスト対策だけじゃないんですね。
西野:日々の授業対策もアドバイスしています。今ならお子さんの高校の授業の進め方に応じた優先度の高い予習・復習のやり方まで、教科別に教えてくれています。こんな感じです。
編集N:へええ。高校の授業の特徴を踏まえたアドバイスがリアル。予習は事前に配られたプリントをやればいいとか、教科書はさっと目を通して重要文のところだけ日本語訳をしておけばいいとか、具体的でわかりやすいですね。こんな情報があればうちの子も何をやればいいのか迷わないし、やる気が出るかも⁉
西野:毎年高1スタートの4月~5月は「教科ごとの予習・復習の優先順位がわからない」という高1生からの相談が増えます。でも担任コーチのこんな手厚い「今やるアドバイス」を参考にすれば、迷わず、効率よく日々の予習・復習ができると思いますよ。
編集H:私も「高校別担任コーチ」の最新の「今やるアドバイス」、読んでおこうかな。子どもにすすめる前に高校の授業の様子もちょっと知っておきたいし……。子どもに何も言えないとしても状況を知っておけば、なんだか安心できそうだし……。
西野:それはいいですね。保護者のかたは「まなびの手帳」から「高校別担任コーチ」のアドバイスをすぐにチェックできます。お子さんの高校の状況を知っているのと、知らないのとでは、お子さんの大変さへの共感度も、ねぎらいの言葉も変わってくると思います。
編集N:確かにそれはあるかも。勉強に関しては「大変ねえ~」とか「よくがんばってるよね」と共感してあげるくらいしか親はできないですからね。
編集H:おおお……共感してあげるくらいでOKなんですね。これで私も「ほどよい距離感」で手を離せるかも。
編集N:そうですよ。お互い、ほどよい距離感で見守っていきましょうよ。
勉強と部活の両立はどうすればいい?
編集N:ところでお子さんの部活はもう決まっているんですか?
編集H:いえ、まだです。4月中は仮入部のようで、帰りが不規則ですけどね。
編集N:うちの息子も昨年の今ごろは通学時間が長くなって疲れているうえに、さらに部活で帰りが遅くなって、大丈夫かな~と思っていました。
編集H:週6、週7で練習する熱心な部活だと、勉強との両立ができるか気になりますね。
編集N:そこは本人が一番悩むかも。特に難関大をめざす子は、大変じゃない部活を選んで勉強中心の高校生活にするか、それとも勉強と部活の両立をがんばったほうがいいのかって迷う時期だそうですよ。
編集H:なるほど。まあ部活も子どもが決めることですけど、部活をやらないと友達ができるのかな? っていうのはありますね。
編集N:私も同感。もし息子が勉強一筋で部活はやらないって言ったら、「いいんじゃない? 勉強がんばって!」とは単純に言えない気がします。でも部活ざんまいでNO勉強なのもね。西野さん、「高校別担任コーチ」は、こういう部活との両立の相談にも乗ってくれるのでしょうか。
西野:勉強と部活の両立ノウハウこそ、「高校別担任コーチ」に気軽に相談してほしいテーマですよ。文武両道で難関大に合格したコーチたちが本当に豊富にいますから。
編集H:うちの息子が両立で悩んでいたら「高校別担任コーチ」に相談してみるように声かけしてみます。
編集N:部活といっても、文化系と運動系、ハードな部活と活動日の少ない部活とかさまざまだから、担任コーチのほかにも、いろんな先輩の両立ノウハウを聞いてみるのもよさそうですよね?
西野:そうですね。お子さんの担任のコーチだけでなく、複数のコーチに同時に質問・相談することもできますよ。質問・相談をとおしてリスペクトできるいろいろな大学・学部の先輩たちを知るのも、勉強のモチベーションUPや進路選択に役立つでしょう。
西野:ちなみにお子さんが直接質問しなくても、他の人が相談した内容と回答を読むだけでも参考になりますよ。
まとめ & 実践 TIPS
高校の授業は中学と比べて圧倒的にスピードが速くて内容も難しくなっていきます。
そんな授業についていくには、予習→授業で理解→復習の「高校式学習スタイル」の定着が欠かせません。
とはいえ高校によって優先すべき予習・復習のポイントはさまざま。お子さまが授業の予習・復習に何をすべきかとまどっている時は、「高校別担任コーチ」の「今やるアドバイス」をすすめてはいかがでしょう。今何をすればいいかがはっきりすれば、お子さまのやる気と効率UPに役立ちます。
また5月から本格的に始まる部活と勉強の両立ノウハウも担任コーチにお任せできます。進研ゼミには勉強と部活を両立させて難関大に合格した頼もしいコーチたちがたくさんいますよ。
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