中学受験なしでも学力の高い子にするためにーー中受しないと決めたときの勉強法と子どもに伝えるべきこと

中学受験をするか否かという選択は、子どもにも心理的な影響を与えるものです。特に中学受験の盛んな地域では、たとえ受験しない場合でもその影響は小さくはないでしょう。

中学受験をしない選択を受けて、子どもに何を伝えるべきか、そして、確かな学力と伸びる土台を身につけるために必要なことは何かを紹介します。

この記事のポイント

中学受験しないからこそ、高学年の学習が重要に!

中学受験をしないということは、高校進学の際に何らかの形で受験をするということになります。中学受験をする子どもに比べると、時間的なゆとりがある分、しっかりと学びを積み上げていきたいですね。

保護者の本音としては、できるだけ子どもの可能性を伸ばせる高校に入学してほしいということがあるのではないでしょうか。その際に、ぜひ頭に入れておいていただきたいデータがあります。

それは、難関高校合格者は中学入学時から成績がトップクラスであることが多いということ。つまり、小学校高学年の成績が踏襲される傾向が強いということです。

そこから考えると、中学受験しないからこそ、高学年の学習は大切になってきます。お子さんにもしっかり伝え、勉強への意欲を高めるようにしましょう。小学生のうちは勉強は気にしなくて大丈夫、中学に進学してから勉強に本腰を入れようというスタンスは避けたいところです。

基礎は大切!でも、基礎だけに執着はNG!得意科目は発展学習で思考力を伸ばして

中学受験をしない家庭では、学習に関しても教科書レベルの内容の基礎固めと苦手克服にばかり目がむきがちなものです。もちろん、それも大切ではあるのですが、基礎的な勉強ばかりだと、高校受験で求められる応用力や思考力の土台づくりが十分にできない可能性もあるため注意が必要です。

思考力をつけるためには、自分のレベルより少し難しいものへの挑戦、骨のある問題へのチャレンジが欠かせません。そのため、得意科目に関しては、プラスαの学習をすることをお子さんと話し合ってみてください。発展問題に取り組むだけでなく、自由研究のような調べ学習も効果的です。

・国語は得意だから、読解の発展演習でいろいろな文章を読んでいくようにしよう
・社会に興味があるみたいだから、小学生新聞をとって週1回まとめてみよう

というように、お子さまの得意を認めるコミュニケーションにもなるため、学習への意欲を高めることもできるはずです。

苦手科目に関しては、まずは苦手克服を第一目的に置いておきましょう。苦手意識が拭えないときから、発展的な学習に取り組んでもより苦手意識が強まることになりかねません。

中学受験しないことで劣等感を覚える子もいる。子どもの気持ちのケアを忘れずに

昨今、特に都市部では中学受験をする子どもが増えています。友人関係も受験する・しないで変わってくることもあるようです。

そのため、中学受験をしないことで、取り残された感やコンプレックスを覚える子どもや、親に期待されていないのかな?と感じる子どももいるようです。お子さまの精神面のフォローも忘れないようにしましょう。

その際、子どものいいところ、得意なこと、こんなふうになってほしいといったことを言語化して伝えられるといいですね。子どもの自己肯定感を高めることにつながり、学習への意欲に火を付けることができるはずです。

まとめ & 実践 TIPS

中学受験をしないからこそ、小学校高学年での学びが重要になってきます。実際、難関高校の合格者は中学入学時から成績がトップクラスであることが多いと言われており、高学年の学習が高校受験にまで生きてくると言えます。受験をしないからこそ、苦手克服はもちろん、得意科目はプラスαの学習で確かな思考力をつけていくようにしましょう。

出典
難関高校合格者は中学入学時から成績がトップクラス 中学準備で差をつけて
https://benesse.jp/juken/201510/20151002-3.html

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