【相談実録】ひらがなのなぞりがきを嫌がる

勉強なんでも相談室では、ベネッセの教育の知見を学んだ「学びプランナー」が、お子さまの状況を伺いながらお子さまに合った学習方法を個別にご提案します。今回はたくさんあるご相談の中から小学校入学準備でよくいただく「ひらがなの読み書き」についてのお悩みケースをご紹介します。


お困り:ひらがなのなぞりがきはやりたがらない…。

Q.なぞりがき以外では、ひらがなを書いていますか?

 ひらがなの学習は、入学準備で保護者様が不安になる要素の一つで、勉強なんでも相談室でももっともよくいただくご相談の一つです。このような時は、まずお子さま一人ひとりの「ひらがなの学習状況」を伺わせていただいています。

 

今回のご相談者様にも、お子さまのひらがなへの興味をうかがったところ、「ひらがな表を見て、言葉を書くことは好きなようですが、なぞりがきはやりたがらないんです。だから、ひらがなをきちんと覚えていなくて、白い紙に自分で考えて書くということができないみたいで…。」というお声が。

 

お話を伺っていると、ご相談者様は「ひらがなを順序良くすべて書けるようになること」にこだわっていらっしゃるようでした。しかし、「文字をひらがな表からひろって、言葉を書くことができる」というご相談者様のお子さまは、決してひらがなが書けないということではありませんでした。そこで、ご相談者様の視点を少しだけ変えることに。

 

 

ご提案:お子さまはすでにひらがなを書けていますよ。なぞりがきは、順番に書くだけなのでつまらないのかもしれませんね。言葉を作って、なぞり書きをしてみることをうながしてみてはいかがでしょうか?

 このご提案をしたところ「確かに!言葉を書くことは子どもも好きなようです。順番に書けなくてもひらがなは覚えているのかもしれないですね。」とのお声が。

 

小学校に上がってから、「あ」から「ん」まで学習することになるので、入学前にはひらがなへの興味を広げてあげることが最も大切です。だからこそ、お子さまの興味のおもむくままに言葉を書いてみるのもよいでしょう。そのために、お友だちにお手紙を書いてみたり、自分の名前を書いてみたり…お子さまの興味のあるところからひらがなを書くのを始めてみるのもお勧めです。

 

このように、ベネッセ勉強なんでも相談室では、このようにお子さまの個別の状況をヒアリングさせていただきながら、お子さまとおうちのかたにとってよい方法を、やりとりの中で見つけていきます。入学準備のひらがなでお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。

 

 

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