【相談実録】入学前なのにひらがなを読めない…
勉強なんでも相談室では、ベネッセの教育の知見を学んだ「学びプランナー」が、お子さまの状況を伺いながらお子さまに合った学習方法を個別にご提案します。今回はたくさんあるご相談の中から、小学校入学準備でよくいただく「ひらがなの読み書き」についてのお悩みケースをご紹介します。
お困り:入学まで時間がないのに、まだひらがなを読めません…。このままで大丈夫でしょうか?
Q.お子さまはひらがなに興味を示されていますか?
ひらがなの学習は、入学準備で保護者様が不安になる要素の一つで、勉強なんでも相談室でももっともよくいただくご相談の一つです。このような時は、まずお子さま一人ひとりの「ひらがなへの興味」を伺わせていただいています。
今回のご相談者様にも、お子さまのひらがなへの興味をうかがったところ、「興味なのかはわからないのですが、書きたい意欲はあるみたいです」というお声が。そこで、学びプランナーはご相談者様のお話をもう少し詳しく伺うことにしました。
Q.書くことに意欲があるのは素晴らしいことです。心配されている読むことへのご興味はいかがですか?
「書くことに興味を持っていたのですが、「文字」を覚えるまでいかないんです。「これなんて読むの?」と質問しても「わからない、忘れた」と言われてしまって…。今、入学準備の情報誌を読んでいたら、新入学の子どもたちは、ひらがなが読める前提のように書いてあって…。不安になってお電話したんです。」
今回のご相談者様のように、他のお子さまのご様子を知って、急に不安に思われる方は実は多くいらっしゃいます。
ご提案:小学校でひらがなの学習をしますので、入学までの2か月は、ひらがなを完璧にするのではなく、お子さまの興味のあるところからひらがなへの興味を広げてあげましょう。
お子さまは、ひらがなを書くことに興味を持っていらっしゃったので、持ち物に名前を書くことから興味を広げることはお勧めです。また、呼びかけながらゲームや遊び感覚で、「に」は棒が2本あるねと文字の見方を言葉にしてあげると興味が広がりやすいことをお伝えしました。すると、ご相談者様から「そうですね。ちょっと焦っていました。完璧でなくても、ひらがなが好きになる気持ちが大事ですね。」とのお声が。
ベネッセ勉強なんでも相談室では、このようにお子さまの個別の状況をヒアリングさせていただきながら、お子さまとおうちのかたにとって無理のない、一番効果がでそうな方法を、やりとりの中で見つけていきます。入学準備のひらがなでお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。