小学校入学前に直面しがちなその不安、解決できます。
小学校への入学という、人生における重要イベント。
成長していくお子さまが感慨深い一方、学校生活や友だちづくり、学習面などについて、つい不安になってしまうこともあるかと思います。
そこで、お子さまを落ち着いて小学校に送り出すためにも、入学前の保護者が直面しやすい不安に対しての、実践的な解決法を紹介します。
この記事のポイント
この時期のよくある不安
小学校入学前には、これらの悩みの声がよく聞かれます。
幼稚園・保育園と小学校では生活時間や過ごし方が大きく変わります。たとえば小学1年生の平均的な起床時刻は午前6時半前後で、幼児期より早起きが求められることが多く(※1)、朝型の生活に慣れていないと疲れや集中力低下につながる懸念もあります。
小学校からは、ひらがな・カタカナの読み書きや、数の学習が本格化します。そのため「授業に遅れないだろうか」「家庭で学習習慣をつけられるだろうか」といった心配が出てきやすいです。
これからは新たな環境で人間関係を築いていこととなり、「おとなしいところがあるけど、新しい友達ができるかな」「マイペースだから、みんなと仲良くできるか心配」など、お子さまの性格やこれまでの様子を知っているからこそ、不安に感じることもあるでしょう。
入学後は子どもだけでの登下校が始まり、保護者の目が届きにくい状況も増えます。通学路に慣れるまでは集団での登校が行われる場合もありますが、交通事故や不審者、犯罪被害が起きないかは、大きな不安材料です。
小学校入学を機に、仕事と育児の両立が難しくなると感じる声も多く聞かれます。登校に関しては、学校の登校時間に合わせて保護者の出勤時間を調整する必要があったり、状況によってはお子さま一人で家を出ることになったりする場合もあります。放課後についても、学童の預かり時間と保護者の仕事時間との兼ね合いに悩むことも。親子で新しい生活リズムに慣れていけるか、悩みは尽きません。
不安はこうして解消しよう
入学に際しての不安を解消するには、入学前のタイミングからの準備がポイント。その具体的な方法を紹介します。
生活リズムに合わせた仕組みづくり
生活時間の変化に備えて、就寝時間などのルールを整えましょう。好きなパジャマを用意したり読み聞かせを取り入れるなど、子どもが進んでベッドに行きたくなる工夫が効果的です。
家庭で学習の土台を作る
入学前から少しずつ学習習慣を身につけると不安が減ります。無理な先取りは必要ありませんが、ひらがなの読み書きや数の感覚といった基礎を日常の遊びや生活の中で育てておくと、学校での学びがスムーズに始められます。
前向きな気持ちになる声かけ
新しい環境を前に「友達ができるかな」「仲良くできるかな」と心配になるのは自然なことです。ただ、お子さまにその気持ちをそのまま伝えたり、「こうしたら?」とアドバイスを重ねすぎると、お子さまも戸惑ってしまいます。まずずは、「楽しみだね」「どんな友達がいるのかな?」と、前向きな気持ちを支える声かけを大切にしてみましょう。お子さまの力を信じ、楽しみな気持ちに寄り添うことで、新しい人間関係に安心して向かう土台となるはずです。
通学路を親子で確認して身の守り方を教える
登下校中の危険を子ども自身が見つけられるよう、実際の時間帯に一緒に歩いてみましょう。歩道の有無や道路の幅、車の多さ、信号なしの交差点などをチェックし、危ない場所では具体的に注意点を伝えます。行き帰りで状況が変わることもあるため、同じルートで繰り返し確認することが重要です。
登校時・放課後の過ごし方を具体化する
登下校や放課後の予定を家族で決めておきましょう。迎えの曜日を決めたり、習い事や民間学童、児童館、サポートセンターの利用を組み合わせるなど選択肢を検討し、子どもの意見も聞きながら最適な方法を決めてください。
新生活に向けて不安を解消しておこう
喜ばしいお子さまの小学校入学。ただその一方で、環境の変化に伴い、これまでのようには生活を把握できなくなることに対して、不安を感じてしまうことも多いでしょう。
ただし、過剰な心配は、本人にも伝わりやすいもの。
漠然とした不安にとらわれるのではなく、今回の内容を参考にひとつずつ解消して、気持ちを落ち着けていけるといいですね。
(出典)
※1 子どもの生活リズムと健康・学習習慣に関する調査2022報告書/早稲田大学理工学術院 柴田重信研究室・ベネッセ教育総合研究所
https://benesse.jp/berd/up_images/research/seikatsu_gakusyu2022.pdf
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