全国の小学生は生成AIをどのように使っているのか?【AI利用アンケートをAIで分析!】
ChatGPTをはじめとする生成AIの活用は、小学生の間にも広がりつつあります。ベネッセの調査によると「生成AIを知っている」と答えた小学生は74.7%。その中で、80%以上が利用経験があることが明らかになりました。
では、小学生たちはどのように生成AIを活用しているのでしょうか。小学生とその保護者に実施したアンケートの回答をAI分析した結果を紹介します(※1)。
この記事のポイント
学習に関する調べものだけじゃない!小学生の生成AIの使い方TOP10
生成AIの利用シーンを声が多かった順にまとめると、次のようなランキングになりました。
| 1位 | 授業や勉強でわからないことを調べる時 |
| 2位 | 宿題がわからない時 |
| 3位 | 作文やレポート、要約などの文章作成 |
| 4位 | イラストや画像作成 |
| 5位 | 話し相手・相談 |
| 6位 | 創作のアイデア出し |
| 7位 | ゲームについての調べもの |
| 8位 | 英語の翻訳など語学学習 |
| 9位 | 動画・音楽制作 |
| 10位 | 日常生活に関する疑問や質問 |
上位を見ると、学習に関わる使い方が多い一方で、ゲームなどの趣味や創作、会話など、さまざまな場面で生成AIが使われていることがわかります。どのように使っているか、具体的な声も紹介します。
TOP3は学習や宿題に関する利用
TOP3には、学習や宿題に関する利用があがりました。勉強のサポートとしての活用が広がっている様子が見られます。
1位:授業や勉強でわからないことを調べる時
「理科の実験とかで結果がどうなるかを知りたい時など」(宮崎県)
「授業でわからないことを調べる。」(兵庫県)
「漢字や、知らないことを調べる時」(東京都)
「言葉の意味を調べる時」 (秋田県)
2位:宿題がわからない時
「学校での宿題の調べ物や、まとめに使っている。(使って調べるよう言われている)」
(千葉県)
「宿題のやり方がわからない時」(長崎県)
「宿題で分からないことがあった時」(神奈川県)
「宿題で解き方がわからない問題を聞いている」(宮城県)
3位:作文やレポート、要約などの文章作成
「文章を考える時」(東京都)
「文章や作文のテーマが思いつかないときに相談している」(大阪府)
「文章の構成について聞いている」(愛知県)
わからないことがあった時に、辞書や参考書などを調べるだけでなく、生成AIを活用するという方法が広がってきているようです。文章を書く時にも、テーマや構成の整理のために生成AIに相談するという声も。生成AIを学習のサポートとして活用するには、生成AIに直接答えを出してもらうのではなく、ヒントをもらうという使い方がよさそうですね。
創作や表現を広げるツール
学習だけでなく、イラストや動画などの創作や表現に生成AIを活用している様子も見られました。
4位:イラストや画像作成
「絵を描く時の参考にしたいときの画像を作ってもらう」(長野県)
「資料に使う画像の生成」(東京都)
「合成写真などを作る時」(山口県)
6位:創作のアイデア出し
「いろいろなアイデアを練る時」(石川県)
「自分のオリジナルのキャラを作る時」(神奈川県)
「自分で物語を考える時のアイデアだし」(熊本県)
9位:動画・音楽制作
「動画の作成」(福岡県)
「動画用のBGMを作曲したりする」(東京都)
「音楽制作」(大阪府)
イラストや画像、動画、音楽など、さまざまな創作に生成AIを生かしている声も見られました。表現の幅を広げるツールとして活用する時には、小学生ならではの自由な発想が生かされているのかもしれませんね。
一方で、作品を公開したり共有したりする際には、著作権などのルールにも配慮しながら使っていくことが大切。どこまで使ってよいのか、どんな点に気を付けるとよいのかをお子さまと話し合えるといいですね。
話し相手としての生成AI活用も
話し相手として生成AIを活用するケースもあるようです。
5位:話し相手・相談
「だれかと話したい時」(徳島県)
「話し相手として」(兵庫県)
「友達との悩み相談や親には言えないことを話す時」(茨城県)
ちょっとした会話だけでなく、友達や保護者には言いづらいことについて、生成AIに話しているという声も見られました。実際の人間関係も大切にしながら、話しづらい本音や気持ちを整理するには生成AIを使っているのかもしれませんね。
生成AIとの会話に偏りすぎないよう、身近な人との対話も大切にしながら使っていくことが重要になりそうです。
小学生ならでは?ちょっと意外な使い方
そのようなメジャーな使い方が明らかになった一方、少数派と言えそうな小学生なりの独特な使い方もあったようなので、いくつか紹介しておきます。
「今日の天気」(岡山県)
いろいろ調べつつ、ときに空も見上げたいです。
「リアルパフォーマンス」(東京都)
やや抽象的で何かの必殺技のようで気になります。
「ペットの写真をアニメ化する」(東京都)
アニメ化するとかわいくなる一方、やっぱり実物のペットがかわいいことにも気付きます。
「かわいい画像をつくってほしいとき」(兵庫県)
結局ペットの画像になるかもです。(ペットの愛犬が大好きゆえについすみません。)
「暇なとき」(三重県)
生成AIの究極的な存在理由となるかもです。
と、このような結果からも、小学生一人ひとりが必要に応じて、自分なりに生成AIを活用している現状が伝わってきました。
まとめ & 実践 TIPS
小学生は、勉強や好きなこと、創作、会話など幅広い場面で生成AIを活用していることが見えてきました。新しいツールにもすぐに適応する柔軟性を感じる反面、使い方が気になることもあるかもしれません。
「どんなふうに使っているの?」
「私はこう使っているよ」
といった会話をきっかけに、生成AIとの付き合い方について、親子で話し合ってみるのもよいかもしれません。
(出典)
※1
生成AIの利用に関する意識調査/株式会社ベネッセコーポレーション
調査対象:小学3年生~6年生とその保護者1,032 組
調査期間:2025年11月5日~6日
調査方法:インターネットでのアンケート調査
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