夏のレジャー費いくら使ってる? お金をかけずに子どもと楽しむ節約アイデア5選
- 育児・子育て
夏休みは家族の思い出づくりにぴったりの季節ですが、物価も高い今、レジャー費がかさむのも悩みの種ではないでしょうか? そこで、30〜40代の子育て世代が、夏のレジャーにどれくらいお金を使っているのかの統計データと共に、お金をかけずに楽しめるアイデアや、レジャー費を上手に節約するコツもご紹介します。「レジャー=出費が多い」と感じている保護者のかたの、無理なく楽しく過ごせるヒントになれば幸いです。
みんなの夏のレジャー費はいくら?
子育て世代である30代・40代で二人以上世帯の7~8月のレジャー費を見てみましょう。ここでは、「宿泊費」「パック旅行費」「入場・観覧・ゲーム代」の合計を「レジャー費」としています。
※総務省統計局「家計調査報告(家計収支編)」2024年7月・8月のデータをもとに作成
※レジャーにかかる外食費や交通費は含まない
表を見ると、7~8月の夏休みのレジャー費の平均合計金額は、30代で約2.1万円、40代で約3万円です。40代のほうが高い傾向にあるのは、お子さまの年齢が上がり、宿泊費や施設の入場料が高くなるためと考えられます。
上記のレジャー費には、外食費や交通費、ガソリン代などは含まれていないため、実際はさらに費用がかかっています。一方、ここで30代・40代の年間のレジャー費の平均額を見てみましょう。
※総務省統計局「家計調査報告(家計収支編)」2024年のデータをもとに作成
※小数点以下四捨五入をして計算
年間レジャー費を月平均に直すと、30代では8,562円、40代では9,339円となり、2か月分を計算すると、30代では1万7,123円、40代では1万8,668円でした。比べてみると、7~8月のレジャー費のほうが高くなっています。
やはり、年間を通して、夏のレジャー費の割合は大きく、約1か月間ある長い夏休みに「家族で思い出をつくりたい」と考える保護者のかたも多いようです。
お金をかけずに楽しむ夏! レジャー費節約アイデア5選
お子さまに楽しい夏の思い出を残してあげたいと思いながら、レジャーにお金をかけてばかりはいられないというのが、多くの子育て世帯の悩みではないでしょうか? そこで、お金をあまりかけずに楽しめる、レジャー費節約アイデアを5つご紹介します。
1.無料・格安施設の夏限定イベント
児童館・公民館・科学館・博物館・図書館・工場見学など、無料や格安で楽しめる施設は、夏休みのレジャー費を抑える強い味方です。もし日頃から行っている場所であっても、夏限定のイベントに参加してみると、いつもと違った楽しさが発見できるでしょう。
工作教室や映画上映、料理教室、ワークショップなど、いつもと違うさまざまな体験は、きっと夏の特別な思い出になるはず。予約が必要な場合があるため、早めに広報誌や公式ホームページをチェックするのがおすすめです。
2.公園で「水遊びピクニック」
暑い夏はいつもはにぎやかな公園も人がまばらに……。人が少ないことを生かして、「水遊びピクニック」はいかがでしょう。濡れてもOKな服装で、水風船や水鉄砲などで遊べば、暑さを忘れて楽しめます。日が長いので、夕方からスタートするのもおすすめです。
屋根のある休憩所やテントで日よけエリアを確保し、水分・塩分補給はこまめに行ってくださいね。
3.自宅で夏祭りを楽しむ「おうち縁日」
楽しい夏のお祭りを自宅で行うのが「おうち縁日」です。スーパーボールすくいやフランクフルトなど、夏祭りらしさのある簡易的な出店を用意し、お子さまへサプライズをすると喜ばれることまちがいなしです。また、子どもと一緒に企画や準備をして、お友達を招待するのもよい経験になります。
4.夏の星空観察
夏の大三角やオリオン座など、夏の夜空には魅力的な星がたくさん見られます。ぜひご家族で夏の星空を観察してみてください。夜なら気温も下がるため、活動しやすくなるのもポイントです。星座観察のアプリを活用すると、簡単に星座の名前や神話が学べ、お子さまが新しいことに興味を持つ、よいきっかけになるかもしれません。
5.海・山・川で夏にしかできない遊びを
海・山・川は、夏の絶好の遊び場(※危険な場所は除く)です。入場料や参加費がないため、レジャー費も大きく節約できます。昆虫採集やセミの羽化の観察、魚捕りなど、夏にしかできない体験で、特別な思い出がつくれるでしょう。
低予算であっても、特別感を意識するだけで、すてきなレジャー体験になります。ぜひ試してみてくださいね。
レジャー費を抑えるちょっとしたコツ
最後に、レジャー費を抑えるちょっとしたコツをご紹介します。
1.前売り券やクーポンの活用
入場チケットなどは、安くなる前売り券があれば、活用しない手はありません。チケットサイトやチケットアプリには、割引チケットがあったり、クーポンがあったりとお得になることもあるので、まずは安くなる購入方法を探してみましょう。
2.交通手段を工夫する
レジャーでは交通費も大きな出費になります。1人だと電車のほうが安くても、家族4人で行くと車で行って駐車場代を支払うほうが安いなど、人数や行く場所によって最適な交通手段は異なります。電車・バス・車など、どの方法が安くて便利なのか事前に調べておくと節約につながるでしょう。
3.外食の回数を減らす
外食費は大きく節約できる項目です。たとえば、「お弁当と水筒を持参する」、または「お昼ごはんを食べてから出発する」「晩ごはん前には帰る」など、1回外食を減らすだけでも大きな節約になります。
ちなみに、我が家の失敗談をお話しすると、遊園地へ行った際「いろいろ節約したし、飲み物くらいはパーク内で調達してもいいでしょう!」とあまり飲み物を持っていかなかったら、なんとペットボトルが1本300円! しかも長蛇の列で麦茶が売り切れという三重苦でした。それ以来、飲み物だけはきちんと準備してから出かけています。
まとめ & 実践 TIPS
多くのご家庭で、夏は他の月に比べてレジャー費がかかりがちです。「レジャーにあまりお金がかけられない」という時でも、特別感を意識することで、夏の思い出はたくさんつくれます。お子さまとのすてきな夏の思い出づくりに、お役立ていただけたらうれしいです。
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