【ふるさと納税】はじめの一歩 初心者の疑問や不安がこれで解消!
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今年も年末まで残りわずかとなってきました。
年末調整の書類を既に勤務先に提出したかたもいるでしょう。今年は少しでも税金が戻ってくるのか、12月の給料明細を楽しみにされているかたもいるでしょう。
税金の計算は1月1日から12月31日までに得た収入で計算されます。つまり得をするために年内までに行動を起こすことはまだ間に合います。
「まなびの手帳」で実施されたアンケートから読み取れる、「ふるさと納税」を始めたいけれど始めていないかたへの不安解消のために、ふるさと納税についての疑問にお答えします。
ふるさと納税がわからないのは自分だけじゃない
ふるさと納税はしたことがなくても、テレビのコマーシャルなどを見て、なんとなく「ふるさと納税」自体が気になっているかたは多いでしょう。
ただ、気になっていても実際やるかどうかは別物なのか、「まなびの手帳」で実施されたアンケートからわかるように、「気になっているもののしていないかた」の割合はほぼ半数です。理由は、「やり方がよくわからない」「メリット・デメリットがわからない」など、さまざまです。子育てで精いっぱいで忙しい生活では、新たなことに目を向ける余裕はないかもしれません。
では、「ふるさと納税はどうやって始めればいいのか」ということですが、忙しくても、買い物をしたり、子どもと一緒に遊びに行ったりすることはあるでしょうから、その日常生活の中に一工夫してみるだけで大丈夫です。
興味があるのはどんな言葉?
買いたいものがあるときには、まずスマホで検索するかたは多いはずです。その際のネットショッピングやネットスーパーで購入したいものをふるさと納税のサイトで検索してみましょう。
ふるさと納税のサイトは複数あり、迷うかもしれませんが、検索の仕方は自分で気になる言葉を入れることです。後述する税金の手続きが簡素化される特定事業者のサイトをご紹介します。
国税庁:https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/kakutei/koujyo/kifukin/tokutei.htm
今なら、「年末までに間に合う」「海産物」「お肉」「日用品を購入する」などの検索ワードもいいでしょう。まずは自分が見やすいサイト、気になるサイトをチェックすることから始めましょう。
日用品の購入にふるさと納税を使ってみる
先程のアンケートで実際ふるさと納税をしたかたの中で興味深いのは、ティッシュペーパーやトイレットペーパー、キッチンペーパーなど、日用品の購入をしている点です。
実は2022年は皆さんがご存じのようにさまざまなものの値段が上がっており、家庭で使う「紙」の値上げも立て続けに行われています。
大手メーカーである日本製紙クレシアや王子ネピア、大王製紙など2022年に入っての値上げ発表は2回目となっています。ふるさと納税を始めるにあたって、日用品購入に役立てることができるのは、家計を節約したい子育て家庭にとってはうれしい特典といえるでしょう。
ふるさと納税は、モノだけでなく「体験」にも使える
ネットショッピングのような使い方だけではなく「体験する」、たとえば、釣りやハンドグライダー、自然を守るために「棚田を応援」などというテーマなど子どもと一緒に楽しむ「体験」を探せるというのもふるさと納税をする楽しみといえるでしょう。
日常生活を補うためか、もしくは子どもと一緒の体験を楽しむ、子どもとの会話の糸口をつくる、もしくは日常にちょっとしたぜいたくを取り入れる、など自分らしく目的を決めていただいてかまわないのです。
地域を応援する!という気持ちを子どもと一緒に共有することも
2022年、全国132の自治体からエントリーされたふるさとチョイスAWARDというサイトがあります(https://award.furusato-tax.jp/report)。
そもそも、ふるさと納税は、自分が住んでいないけれど応援したい地域に「自分の意思」で寄付をする意義があります。
これから年末に向けてふるさと納税を考える上で、自治体の職員のかたが語る「地域の挑戦」を寄付先選びの参考にしてみてはいかがでしょうか?
あなたの寄付で、動き出す挑戦があり、持続可能なまちづくりが進むことを考えれば、子どもと一緒に、今注目される「持続可能な試み」を考えることにもつながることでしょう。
寄付金の用途を指定できるのもふるさと納税の魅力のひとつなのです。
年末までに駆け込みふるさと納税を始める方法
これから年末まで家族のイベントはたくさんあるでしょう。
子どもにクリスマスプレゼントを考えているご家庭であれば、木のおもちゃをプレゼントすることもいいでしょう。
冬の寒い時期に鍋をよく囲むご家庭であれば、ちょっとぜいたくなカニやすき焼きセットなど、日常生活に彩りを添える食品や体験もいいでしょう。
このようなさまざまな場面でふるさと納税の返礼品が活用できます。
一部除かれる物はありますが、クレジットカードを登録しておくことで「ファスト寄付」機能が利用できれば、ふるさと納税を申し込んで返礼品が届く日付も早くなり、駆け込みには最適でしょう。
ただ、年末あわただしい時期の申し込みであれば、ひょっとして年内に返礼品が届かない可能性もありますので、心配なかたは、返礼品が届く日付、たとえばクール宅配便を利用するような返礼品やこの日付には必ず間に合わせたい返礼品などの場合には、届く日付を自治体に確認しておきたいものです。
扶養範囲内で働く人にはふるさと納税は関係ない?
ふるさと納税がなぜ得なのかというと、2,000円を超える部分について、所得税の還付、もしくは所得税と住民税から控除されるメリットを受けられる点です。
では、扶養の範囲内で働くパートのかたは所得税や住民税なんて払っていないので関係ないかというとそうではありません。
所得税や住民税については、自分が支払っていなくても、配偶者や年金収入のある父母など、周囲を見回してみると誰かが税金を支払っているはずです。
今から年末までにはあまり時間がありませんし、今年中にふるさと納税をすれば、税金を支払ったかたがさっそく来年に得をすることができます。
ふるさと納税は本当にお得?
ふるさと納税は得なの? という疑問に対しては、「お得です」と答えられます。
ただ、得をするためには、ネットで返礼品を選ぶだけで終わってはいけません。2つの方法のいずれかを選ぶ必要があります。
「ワンストップ特例制度の利用」か「確定申告する」のどちらかです。
子どもを産んだときに確定申告をしたかたもいらっしゃるかもしれませんので、もし確定申告書の作成がまったく苦にならないかたであれば、確定申告を利用することを考えましょう。
確定申告書の作成など、面倒な書類は嫌いというかたであれば、「ふるさと納税ワンストップサービス特例制度」を利用するといいでしょう。
1年間で寄付先は5自治体までという制限はありますが、ふるさと納税を申し込んだときに、「特例制度を利用しますか」と聞かれますので、「利用します」と返答して本人証明書類を提出すれば完了です。
いずれの制度も、マイナンバーカードを持っているとネット上で申請が完了でき、郵送などのやり取りも不要となります。
まとめ & 実践 TIPS
「ふるさと納税」を始めたいけれど始めていないかたにとって、「ふるさと納税」は制度がわかりにくいなどで、ハードルが高そうに感じることもあると思います。
するかしないかは、個人のお考えもあると思います。
もし、「今年はやってみようかな」とお考えのかたがいらっしゃれば、この記事の情報も必要に応じて参考にしてみてくださいね。
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出典:
ふるさと納税、していますか?
調査地域:全国
調査対象:小学生・中学生・高校生のお子さまをお持ちの保護者のかた
調査期間:2022年10月27日~2022年11月16日
調査手法:WEBアンケートによるベネッセ調べ
有効回答数:1,498名
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