「コロナがない世界」は2位。1位は?小学生が「大人になる頃になって欲しい世界」ランキング

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2021年は新型コロナの感染拡大の他に世界情勢の大きな変化や世界で起こった災害などのニュースもありました。子どもたちが望む「大人になる頃になっていてほしい世界」はどのような世界なのでしょうか。

「進研ゼミ小学講座」が小3年から小6の会員を対象として実施した、2021年の出来事や将来に関する小学生の意識調査の結果をご紹介します。

この記事のポイント

第5位 ロボットと暮らす世界

第5位にランクインしたのは「ロボットと暮らす世界」です。

近年、私たちの生活の中にロボットの姿が見られるようになっています。自動運転で配達ができるロボットや、重いものを運ぶときの負担を軽減できるロボット、駅や商業施設の自動案内を行うロボット、自宅や病院から遠隔操作をして他の人とコミュニケーションができるロボットなど、さまざまな機能や用途が見られます。

子どもたちは、ロボットの活用で私たちの社会がより豊かで便利になる世界を見ているようです。

第4位 車の技術が進歩した世界

第4位は「車の技術が進歩した世界」です。

自動運転機能の搭載など現在進行形で開発が進む車をイメージする子もいれば、空を飛ぶ車のような夢が膨らむ車をイメージする子もいました。

皆がより楽しく、安全に利用できる車の開発が進むとよいですね。

第3位 地球温暖化がない世界

第3位は「地球温暖化がない世界」です。

地球全体の気温が上昇して、日本では極端に暑い日が増えたり、オーストラリアでは森林火災で動物たちが命の危機に瀕したりするなど、これまでの生活とは異なる事象が見られるようになりました。

地球温暖化への対策が世界のさまざまな国・地域に求められているなかで、子どもたちも決して他人事ではない問題としてとらえているようです。

第2位 コロナがない世界

第2位にランクインしたのは「コロナがない世界」です。

2020年から続く感染症対策を中心とした生活は、遠くに住む親戚や友達に会えなかったり、どこへ行くにもマスク着用が必要であったりと、さまざまな変化をもたらしました。

ソーシャルディスタンス、学校の休校や分散登校、行事の延期や中止、テーマパークや施設への入場に事前予約が必要といった暮らしや遊びの変化に不安や不自由さを感じる子どもたちも多いようです。

感染予防対策をしながら、新型コロナ感染症の収束を待ちましょう。

第1位 平和な世界 戦争がない世界

子どもたちが「大人になる頃になっていてほしい世界」の第1位は、「平和な世界 戦争がない世界」です。

平和に対する不安を強める1つの大きなニュースは、アフガニスタンの状況でしょう。アメリカ軍撤退とタリバン政権の復活をきっかけにアフガニスタンから多くの人々が出国していますが、国外退避を希望しながらも依然として出国できずにいる人々が大勢います。

シリアでは2011年の政府軍と反政府軍による武力衝突から紛争が続き、反政府勢力の影響が強い地域では人々が厳しい生活を続けています。

平和な世界、戦争がない世界に向けて国際的な支援や協力が求められています。

Q:きみが大人になる頃には、どんな世界になっていてほしい?(自由回答)

まとめ & 実践 TIPS

小学3年生から小学6年生が回答した「大人になる頃になっていてほしい世界」ランキング2021からは、安心して暮らせる便利で豊かな世界が見えてきます。

日々のニュースや生活のなかで、子どもたちはたくさんの「こういうのがなければいいのにな」「こうだったらいいのにな」を感じていることでしょう。

ご家庭でもお子さまと一緒に1年を振り返り、楽しかったことや続けて行きたいこと、あるいは変えたいことなどを話してみると、「こういうことを考えていたのか」という新しい発見があるかもしれません。

出典:
調査名:「進研ゼミ小学講座」 小学生1.6万人の意識調査ランキング2021
株式会社ベネッセコーポレーション(本社:岡山市、代表取締役社長:小林仁)「進研ゼミ小学講座」が、2021年の出来事や将来に関する小学生の意識調査を実施
実施期間・方法:2020年11月17日~24日にアンケートを実施
回答者・回答数:「進研ゼミ小学講座」の小学3~6年生の会員16,531人(女子10,703人・男子4,371人・性別無回答1,457人)

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