子供用の日焼け止めおすすめ15選。選ぶポイントや、塗り方を紹介

国内の紫外線量は年々増え続けているそうです。紫外線は夏だけでなく、1年中降り注いでいますが4月～8月が特に強く、ピークとなります。大人の肌に比べて、子どもの肌は薄くダメージも受けやすいため、とてもデリケート。まだ自分自身で日焼け予防ケアをする習慣がないお子さまには、保護者が紫外線から肌を守る方法を伝えてあげることが大切です。

子供用日焼け止めの選び方

基本はノンケミカルのものがおすすめ

日焼け止めの主成分には「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」があります。日焼け止めの場合のノンケミカルとは一般的に、化学物質を使っていないものではなく紫外線吸収剤を使っていないものを指しています。

・紫外線吸収剤：紫外線のエネルギーを吸収し、熱エネルギーなどに変換して放出する
・紫外線散乱剤：紫外線を反射、散乱させて皮膚に届けない

紫外線吸収剤は高い紫外線防御効果に加え、塗りやすく、白浮きしないなどの使用感の良さがメリットですが、光のエネルギーを熱に変換して外部に放出する際に、肌への刺激となることもあると言われています。一方、紫外線散乱剤は紫外線を反射しても肌に刺激を与える心配はほとんどありません。そのため、敏感肌や子ども用としては、基本は紫外線吸収剤より紫外線散乱剤を使用したもののほうがおすすめです。最近では紫外線吸収剤を使用していても直接肌に触れない処方になっているものなどもあり、そういったものは安心して使用できると言えるでしょう。

生活シーンに合わせた数値を選び、使い分けよう

子どもだけでなく、大人にも当てはまることですが、日常生活用の日焼け止めであればSPF20～30程度のもので十分です。SPF50、SPF50+など、高SPF値の日焼け止めはたくさん出ていますが、単純にSPF値が高いものを選べば良いというわけではありません。紫外線が強い海やプール、屋外のレジャーやスポーツなどでは高SPF値のものやウォータープルーフのものを選ぶなど、シーンに合った数値のものを選ぶのが、肌への負担も減らせるベストな使い方といえます。

SPFとは…
短時間で肌に赤みや炎症を起こし、黒化につながりやすくなるUVB（紫外線B波）を防ぐ効果数値のこと。数値が大きいほどUVB波に対する防御効果が高く、1～50+まである。
PAとは…
一時的な黒化を引き起こし、長時間かけて肌の弾力を失わせるUVA（紫外線A波）を防ぐ効果を表す目安。「+」の数が多いほどUVAに対する防御効果が高いことを表し、4段階で表示される。

肌への負担が少ない、専用クレンジング不要、石けんで落とせるものを選ぶ

日焼け止めは塗ったらしっかり落とすことも大切です。専用クレンジングが必要なものは落としにくく、洗浄力の高いもので落とす必要があるので、肌にダメージを与えることも。そのため、石けんや普段お使いのボディソープや洗顔料などで落とせるものを選ぶと良いでしょう。

日焼け止めの形状の種類と特徴

・クリーム

しっとりとした使用感で、塗った場所も確認しやすい。肌に密着して落ちにくいため、長時間の効果を期待したいときにおすすめ。

・ミルク

クリームよりゆるい液体で、とろみのあるテクスチャー。からだなど広範囲に塗り広げやすく、保湿効果もあり、しっとりとした使用感が欲しい人に。

・ローション

肌なじみも良く、軽い使い心地。さっと手軽にUVケアをしたいときや、ベタつきが苦手な人にもおすすめ。

・ジェル

みずみずしく、肌にスッとなじみ、サラッとした使用感。伸びも良く、塗りムラも起きにくい。日焼け止め特有のベタつき感が苦手という人にも。

・スプレー

手を汚さずにUVケアできる便利なアイテム。からだや顔だけでなく、髪に使えるものも。塗りムラが起きやすいので、塗り直しや手では塗りにくい部分などに補助的に使用するのがおすすめ。スプレーでも細かいミスト状で出るものと、液状で出るものがあるので、購入前に確認しましょう。直接噴射NGのものも多いので、使用上の注意を要確認。

・パウダー

塗り直しや重ね付けもストレスなくできるのがパウダータイプ。サラサラの仕上がりなので、ベタつきが苦手な人にも◎。低刺激なものが多い。

・スティック

固形のバータイプのため、片手で手を汚さずに塗れるのが便利。服を汚さず、サラサラな使用感で塗り直しもしやすい。固形で液漏れなどの心配もなく、コンパクトで持ち運びしやすいのも魅力。

こども用日焼け止めおすすめ15選

紫外線予報 さらさらUVスティック［数量限定品］

子どもの日焼け止め、いつから必要？

日焼け止めをいつから使っていいという時期が決まっているわけではありませんが、昨今は昔と比べて紫外線量が増えているため、ある程度、対策が必要と言えるでしょう。しかし、子どもの肌は大人よりも薄く、バリア機能も安定していないため、外出時など必要なときに日焼け止めを塗るというのがおすすめです。“赤ちゃんから使用できます”という表記があるものも、基本は新生児を除くというものや1歳からというのがほとんど。使用する場合は使用上の注意を必ず確認し、年齢に合ったものを使うようにしましょう。

塗り方の注意点

・2層式のものなど、振ってから使用するように指示があるものはしっかりと振ってから使用する
・推奨された使用量を使う
・日焼け止めを肌の上に直接出してから伸ばす（手のひらですり合わせてから塗らない）
・刷り込むように薄くのばさない
・塗り残しがちな生え際、小鼻のわき、首の後ろ、耳、手足の甲などをチェック
・必要に応じて塗り直す
・肌が濡れているときは水気を取ってから塗る

※すべて税込み価格です