細かすぎる片付けルールは逆効果!子どもが片付けられない一因は保護者にあるかも!?

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片付けができていると勉強にも集中しやすくなります。それなのにお子さまが全然片付けをしない……と悩んでいる保護者のかたも多いのではないでしょうか?
もしかしたら、片付けられないのは保護者がアドバイスする片付けルールに問題があるのかもしれません。NG対応をしてしまっていないか見直していきましょう。

この記事のポイント

モノの指定席を作るのは重要!でも細かく決めすぎると破綻するリスク大

片付けの大前提は、モノの指定席を作ることだと言われています。そのため、ご家庭でも何をどこに片付けるかルールを決めていることも多いのではないでしょうか?

ただし、ここに落とし穴があるので要注意。そもそも色々なモノがあるため、細かく全ての指定席を決めることは不可能です。どんなにしっかりと決めたつもりでも、必ず例外は出てきてしまいます。それらがあちこちに放置され、部屋は雑然……なんてことになりかねません。

大切なのは、全てのモノの指定席を漏れなく決めることではなく、

・使う頻度の高いものは指定席を決める
・それ以外のものは、指定席でなくざっくり分類した指定ゾーンを作る(手紙を書くときに使うもの、習い事の用具など)

という現実的なルール策定です。

見た目ばかり気にしないで動線を意識しよう

次によくあるNG対応としては、動線を無視した片付けルールです。「勉強に集中して向かえるようにするためには、余計なモノが目に入って誘惑されることがないようにしなくては!」と考えるあまり、何でもかんでも隠す収納にばかりしていませんか?

使う頻度の低いものであれば、棚の中やボックスの中といった隠す収納でも大丈夫ですが、使う頻度の高いものは取り出しやすさが重要です。ランドセルを扉付きの棚にいちいちしまうようにしていたら、取り出すのが面倒でそのうちその場に投げおくようになってしまうでしょう。よく使うものは、取り出しまでのアクションが少なくなるように心がけましょう。

また、片付け場所が遠いのも考えもの。辞書や参考書などが勉強場所から遠いと、取りに行ったりしまいにいったりするのが億劫で、ほどなくして勉強場所近くに積み上げるようになってしまうでしょう。片付け場所は、使う場所から近くにが基本です。

片付けルールを形骸化させないためには、動線の意識が必要不可欠。見た目を意識するあまり、動線がなおざりになることのないように気をつけましょう。

子ども部屋だけ片付けても勉強に向かえるようにならない!

部屋が片付いていないと誘惑も多く、勉強に向かい気持ちが揺らぎやすくなるものです。そう考えると、子ども部屋や、子どもが勉強する場所周辺だけを片付けていればよいというものではありません。

たとえば、子どもが多くの時間を過ごすリビングは片付いているでしょうか? 子どもだけでなく、保護者の側も意識して片付け習慣をつけることで集中しやすい家づくりが実現します。

そこでおすすめしたいのが、家族みんなの片付けタイムを作ること。寝る前の5分間などを利用して、家族で片付ける習慣など設けてみてはいかがでしょうか。

まとめ & 実践 TIPS

片付けができていると、気持ちが落ち着き、勉強に向かう姿勢も刺激され、集中もしやすいものです。学習習慣づくりに片付け習慣は大切。だからといって、細かすぎる片付けルールや、しまうこと重視で動線無視のルールは逆効果なので注意が必要です。お子さまだけでなく、家族みんなで片付け習慣を身に付けられるように取り組んでいきましょう。

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