子どもが手洗いを嫌がる? 試してみて! 手洗いが楽しくなるアイデア
- 育児・子育て
感染症対策として、手洗いをこれまでよりも念入りに行いたいと考える人も増えました。しかし、大人はその重要性を理解してきちんと洗えていても、子どもには正しい手洗いが難しいこともありますね。そこで、子どもが手洗いを嫌がったり、きちんと洗えなかったりする時に試してほしい、手洗いが楽しくなるアイデアをご紹介します。
感染症予防にも重要な手洗い
あちらこちらで「手洗いが感染症予防に効果的」と見聞きするようになってから、これまで以上に意識してしっかり手を洗う人が増えているようです。そして自分だけでなく、お子さまにもきちんと手洗いをしてほしいと考える保護者も多いのではないでしょうか。
養命酒製造株式会社による「ママの感染症対策に関する調査2020」によれば、子どもがいる全国の20歳~59の女性1,000名を対象に子どもに感染症対策としてしっかりするようによく言っていることを聞いたところ、「手洗いをする」が70.1%と最も高く、「マスクをする」が56.4%、「うがいをする」が44.7%と続きました。
この結果から多くのママたちが手洗いの重要性を理解し、お子さまへの声がけを行っていることがわかります。しかし手洗いを嫌がるお子さまや、正しい手洗いができていないお子さまもおり、洗い残しを心配する保護者も少なくありません。
- 多くの保護者が手洗いの重要性を理解
- 子どもに手洗いを促しているママは7割以上
- きちんと洗えていない場合は洗い残しが心配
親子で正しい手の洗い方を確認しよう
お子さまがきちんと手洗いできているか心配になった時には、まず親子で一緒に正しい手の洗い方が普段からできているか確認してみましょう。
【正しい手の洗い方】
1 流水でよく手をぬらしたあと、石鹸を付けて手のひらをよくこする
2 手の甲を伸ばすようにこする
3 指先・爪の間を念入りにこする
4 指の間を洗う
5 親指と手のひらをねじり洗いする
6 手首を洗ってから十分に水で洗い流す
正しい洗い方の手順で手を洗うと、少なくても20秒以上は時間がかかるでしょう。お子さまが一人で手を洗う時に数秒で終わってしまうというのであれば、洗い残しの可能性も高まるので注意が必要です。
手洗いが楽しくなるような雰囲気づくりをしよう
手洗いを嫌がったり、きちんと洗えていなかったりする場合には、手洗いが楽しくなるような雰囲気づくりをしてみましょう。
洗う時間を長くしたい時には、歌を歌いながら洗うことがおすすめです。歌いながら洗うと、楽しく長く洗うことができますよ。手洗いの歌を決めて、曲が終わるまで洗うことを習慣化できるとよいですね。
また手洗いをしたいと思えるようなグッズを活用するという方法もよいでしょう。洗っているうちに色が変わるハンドソープや、スタンプが消えるまでしっかり洗うことを目的とした手洗い練習スタンプといったお子さま向けの手洗いグッズもあります。
手洗いの重要性を理解してもらうために、手洗いを題材にした絵本や教材などを活用するのもよいですね。お子さまの「一人でやってみたい」という気持ちを大切にできるよう、踏み台を用意することがやる気につながることもあります。
手洗いを習慣化するためには、まず楽しく洗えることが大切になります。最初はきれいに洗えることよりも楽しめることを優先し、少しずつきれいに洗えるようにアドバイスしてあげられるとよいですね。きちんと洗えた時には、たくさんほめてあげることも忘れないようにしましょう。
- 曲が終わるまで歌いながら洗うと長く洗える
- お子さまが興味を持つグッズを活用する
- まずは楽しく洗うことで手洗いを習慣化する
まとめ & 実践 TIPS
手を水で少しぬらして拭くだけでは、汚れは落ちていません。お子さまの手を清潔な状態に保つためにも、正しい手順で洗うことを習慣化させたいですね。
お子さまが手洗いを嫌がる場合には、楽しく洗える工夫をしてみましょう。親子で一緒に歌を歌ったり、遊びを取り入れたりしながら楽しい雰囲気づくりができるとよいですね。
出典:ママの感染症対策に関する調査2020(養命酒製造株式会社調べ)
URL:https://www.yomeishu.co.jp/health/survey/pdf/20201126_mamanokansenshotaisaku.pdf
出典:厚生労働省『手洗い』
URL:https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000593494.pdf
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