産後のイライラや不安は「ガルガル期」のせいかも?! 対処法を知って乗り越えよう
- 育児・子育て
待ちに待った赤ちゃんとの生活が始まって幸せいっぱいのはずなのに、なんだかイライラしたり不安になったりする自分をコントロールできず落ち込んでいませんか。もしかしたらそれはガルガル期のせいかもしれません。ガルガル期についての知識を深め、対処法を知って乗り越えましょう。
産後に陥りやすいガルガル期って何?
出産後に女性が攻撃的になったり、感情の起伏が激しくなったりする状態のことを指す俗語である『ガルガル期』。動物の母親が子どもを守るために攻撃的になることから、この言葉が誕生しました。
ガルガル期は医学的に定義づけられているものではないので、明確な原因はわかりませんが、出産によって環境や身体が大きく変化することや、ホルモンバランスの乱れによって引き起こされるのではないかといわれています。
ガルガル期の時期には個人差があり、産後すぐに始まり1カ月程度で落ち着く人もいれば、数カ月経ってから始まり数年間続く人もいます。また全ての母親が経験するわけではなく、ガルガル期がない人もいるのです。
- 産後に母親の気性が荒くなることを表す俗語
- 医学的な定義がなく理由や原因は不明
- ガルガル期の時期や期間には個人差がある
思い当たるところがあったらガルガル期かも
ガルガル期によくみられる言動や心理をまとめてみました。
【ガルガル期によくみられる言動と心理】
・パートナーに対してきつい言葉をかけてしまう
・赤ちゃんをほかの人に触られたくない
・攻撃的な態度をとったあと、自己嫌悪に陥る
・実母や義母など特定の人にだけ嫌な態度をとってしまう
・赤ちゃんを誰かに取られてしまいそうで怖い
・理由もなくイライラする
・上の子への愛情が減る
・普通以上に衛生状態が気になる
これらは一例に過ぎませんが、思い当たるところがあったら、もしかしたらそれはガルガル期かもしれません。
ガルガル期を乗り切るための対処法
ガルガル期かもしれないと気づいたら、まずは自分自身を受け入れることから始めてみましょう。イライラしてしまう自分を責めるのではなく、「今はそういう時期」と受け入れることで、気持ちが少し楽になるかもしれません。休める時にはしっかりと休み、ストレス発散を心がけることでもイライラは軽減されます。
パートナーや周囲の人に気持ちを伝え、理解してもらうことも大切です。攻撃的な言動はガルガル期によるものだということを知ってもらうことで、誤解や関係の悪化を防ぐことができるでしょう。
もしイライラがひどかったり相談する人がいなかったりするのであれば、産後ケアサービスを利用してみるのもよいかもしれません。出産した施設の助産師さんや地域の保健師さんなどから、専門的なアドバイスをもらうことができますよ。
- 自分自身を受け入れて許容する
- パートナーや周囲に理解してもらう
- 産後ケアサービスを利用するという手も
まとめ & 実践 TIPS
ガルガル期には自分自身の気持ちをコントロールできず、落ち込むことがあるかもしれません。対処法を試してみても、すぐに状況が改善されないこともあるでしょう。
ガルガル期は誰にでも訪れる可能性があり、経験者は数多くいます。自分だけに起こることではないので不安に思うことなく、休息とストレス解消を心がけ、周りにサポートしてもらいながらこの時期を乗り越えましょう。
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