もしかして赤ちゃん返り? 見逃せないお子さまのサインとその対処法

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ひとりで着替えができるようになったはずなのに、急に「着替えさせて!」と言い出したり、トイトレが完了しているのにオムツをしたがったり、まるで赤ちゃんに戻ったかのような行動が見られたら、それは赤ちゃん返りかもしれません。お子さまからのサインを見逃さないために、赤ちゃん返りについての知識を一緒に深めてみませんか。

この記事のポイント

こんな行動が見られたら赤ちゃん返りかも

赤ちゃん返りとは、子どもが幼児期になってからそれまでできていたことが急にできなくなり、まるで赤ちゃんのような行動をするようになることをいいます。赤ちゃん返りの行動はいろいろですが、たとえば卒乳したはずなのにおっぱいを欲しがる、ひとりでできるはずなのに保護者に着替えさせてもらおうとする、ちょっとしたことですぐに泣く、トイトレが完了しているのにおもらしをするというようなものが多く見られるようです。

この赤ちゃん返りは、下の子が生まれたあと上の子によくみられる行動として知られていますが、きょうだいがいない子や下の子でも起きることがあります。

  • 幼児期の子が赤ちゃんのような行動をする
  • ひとりでできていたことが急にできなくなる
  • 下の子やひとりっ子でも起きることがある

赤ちゃん返りの原因

赤ちゃん返りは、自分に注目してほしい、もっと愛情を注いでほしいという子どもの気持ちの現れです。

下の子が生まれた場合、保護者が赤ちゃんの世話をしていたり、祖父母が赤ちゃんを可愛がったりしている姿を見て、自分も赤ちゃんのように行動することで注目されるのではないかという考えから赤ちゃん返りが起こることがあります。

また保護者が仕事を始めた、保育園や幼稚園に入園したなどの理由で保護者と一緒にいられる時間が減った場合や、自分でできることが増えて保護者が手伝ってくれることが少なくなったという成長する自分への寂しさが、赤ちゃん返りのきっかけになる場合もあります。

  • 自分に注目してほしい気持ちの現れ
  • 下の子の誕生や入園などがきっかけのことも
  • 成長する自分への寂しさが原因になる場合も

赤ちゃん返りで困った時の対処法

赤ちゃん返りの行動が見られた場合、叱ったり「もう○歳なんだから」というような言葉がけをしたりするのは逆効果なので避けましょう。注目されたい、もっと愛情が欲しいという気持ちの現れということを忘れず、まずはお子さまの欲求にできるだけ応えてあげられるとよいですね。

下の子がいる場合はできるだけ上の子を優先したり、スキンシップの時間を増やしたりすることも効果的です。時間や気持ちに余裕がなくなると、つい「お兄ちゃん(お姉ちゃん)なのに」と言ってしまいそうになりますが、赤ちゃん返りの時は実年齢よりも1~2歳くらい下の子だと思って接してみましょう。

保護者からの愛情を実感し気持ちが満たされれば、少しずつ赤ちゃん返りの行動は落ち着いていきます。ずっと続くわけではないので、焦らず見守っていきましょう。

  • 叱ることは逆効果
  • 下の子がいる場合は上の子を優先する
  • 実年齢よりも1~2歳下だと思って接する

まとめ & 実践 TIPS

それまでできていたことが急にできなくなると、単なる甘えと判断して「自分でできるでしょ」と子どもの欲求をはねつけてしまうかもしれませんね。しかし赤ちゃん返りはそれまでできていたことができなくなるのではなく、手伝ってもらうことで保護者の愛情を確かめたいだけなのです。お子さまの欲求に応えて、赤ちゃんに接するようにたくさん甘えさせてあげましょう。

赤ちゃん返りの間は、それまで以上に育児が大変と感じることもあるでしょう。ストレス解消の時間も作りつつ、お子さまの不安な気持ちに寄り添い見守っていきたいですね。

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