スマホのセキュリティは大丈夫？　今更聞けないウイルス対策について解説

今や1人1台の時代と言われているスマホ。スマホには名前や電話番号、メールアドレスといった個人情報がたくさん詰まっているので、さまざまな脅威が狙っています。そこで、スマホの中の情報を守る「セキュリティ対策」について解説します。

スマホのセキュリティ対策をしないとどうなる？

「私は電話とメッセージアプリくらいしか使わないし…」「変なサイトも見ないから大丈夫！」と考える人もいますが、今や誰のスマホも狙われています。

普段何気なく取っている行動も、セキュリティ対策をしていない端末の場合は、大きなリスクに繋がりかねません。

例えば、無料のwi-fiスポットへアクセスしたことで、個人情報やクレジットカード情報などの通信内容が流出してしまう場合があります。

他にも、誤って不審なサイトへ接続したことで個人情報やSNSのアカウント情報が流出し、アカウント乗っ取りの被害に遭ってしまったり、ウイルスがダウンロードされたりしてしまうこともあります。

スマホのセキュリティ対策を行うことで、不審なサイトへのアクセスをブロックしたり、セキュリティが弱いwi-fiスポットへアクセスする前に注意喚起をしてくれたりするので、事前にリスクを回避することが可能となります。

ウイルス対策アプリやセキュリティに関する設定をしっかり行う

「スマホのセキュリティ対策をする」というのは、具体的にどういうこと？　という方のために、いくつかセキュリティ対策についてご紹介します。

＜スマホ用セキュリティアプリを活用する＞

さまざまな企業からスマホ用のセキュリティ対策アプリが出ています。

各社・各アプリによって機能が異なるので、どのようなものがあるかの例をご紹介します。

・端末内に不審なプログラムが入っていないかスキャンを行う
・インターネットの接続時、不審なサイトへのアクセスをブロックしてくれる
・プログラムをダウンロードする時に警告を出してくれる
・端末を紛失した際に、リモートでロックをかけたり情報を消去したりすることができる
・メッセージアプリやメールで送信される怪しいメッセージなどを検知
・他者が自分のスマホを改ざんしようとした時、顔写真を撮影して送信する
・自動データバックアップ

このように、セキュリティ対策アプリにはさまざまな機能があります。
自分に必要な機能を持つアプリだけを使うのも良いですが、複数の機能がパッケージ化されているものを使うと、コストも抑えられるのでおすすめです。

なお、気を付けなければならないのは、「セキュリティ対策ソフトに似せた悪質なアプリ」です。

「不審なプログラムを検出しました」という嘘の情報を表示させて端末をロックしたり、入金を促したりするようなものもあります。

そのため、ウイルス対策ソフトの公式サイトからダウンロードをするなど注意することが大切です。

怪しいサイトへ接続・アプリをインストールしないことも大切！

セキュリティ対策をバッチリしているからと言って、100％リスクを回避できるということはありません。

自分から怪しいサイトへ接続してしまったり、怪しいアプリをインストールしたりしてしまうと、セキュリティ対策アプリ側でもブロックできない場合もあります。

自分からリスクを侵さない為にも、少しでも怪しいと思ったURLへはアクセスしないことなど、自衛することも大切です。

また、スマホ本体やインストールされているアプリのバージョンが古いと、スマホの弱い部分を突かれてしまうことがあります。
そのため、常にスマホ本体とアプリを最新にアップデートしておくことも重要です。