親子で共有したい！　スマホ利用に関わる4つの約束事

今や小学生でも持っているほど、多くの人が利用しているスマートフォン。
さまざまなアプリでいろいろな使い方ができることから生活を豊かにしてくれるツールです。しかし便利な半面、犯罪に巻き込まれるリスクもはらんでいます。そこで、子どもがスマホに関わる犯罪に巻き込まれたりしないよう、知っておきたいインターネットの危険性と犯罪事例、親子で共有しておきたい「4つの約束事」をご紹介します。

インターネットの危険性と子どもが巻き込まれやすい犯罪

インターネットに関わる数ある犯罪の中でも、特に子どもが巻き込まれやすい犯罪についてご紹介します。

・SNSの写真や情報から個人が特定された

今日食べたもの、行ったところを文章と写真とともに投稿するなどで、友達とコミュニケーションができるSNS。
しかし、過去の投稿をすべてチェックしてみると、学校や住んでいるエリアなど、個人が特定される場合があります。
個人を特定できることで、付きまといなどの被害に遭う可能性があります。

・SNSで知り合った人に脅迫された

SNSは顔が見えませんが、長い時間をかけてやり取りをすると信頼関係が生まれます。
無条件に相手を信用してしまうと、相手が嘘を言っていても気づけない場合があるので危険です。
相手は自分と同姓で同年代と言われることで信じ切ってしまい、写真を送ったり情報を話してしまったりする場合があります。
相手が何を言おうと、実際はどこのだれかが分からないのがSNSの怖いところです。
写真を送ったり、秘密を打ち明けたりした途端に脅迫をされてしまうというケースもあります。

子どもがスマホを使う時の「4つの約束事」

子どもがスマホによる「インターネット被害」に遭わないために、親子で最低限覚えておきたい「4つの約束事」をご紹介します。

1.どんなに仲が良くてもパスワードは教えない

パスワードは「家の鍵と同じ」と考え、どんなに仲が良くても教えないことが大切です。
教えてしまうと、不正アクセスやなりすましなどで悪用される可能性があります。
また、「誕生日」などすぐにわかる情報をパスワードに設定しないことも大切です。

2.メールやメッセージアプリのリンクやファイルはすぐに開かない

身に覚えのないメールに不明な添付ファイルが付いている場合、パソコンやスマホを乗っ取ったり、情報を抜き取るウイルスがしこまれていたりする可能性があります。
また、信頼できる相手から送られたとしても、アカウントを乗っ取って別人が送っている可能性もあるので、不用意に開かないよう注意が必要です。

3.パソコンやスマホ、アプリは常に最新の状態にしておく

パソコンやスマホのウイルスは、古いバージョンの弱い部分をついて侵入してくることがあります。
スマホから更新の通知が出たら決して後回しにせず、常に最新の状態にアップデートしておくことが重要です。

4.少しでも困ったら家族や先生などの大人に相談をする

約束事を守って毎日正しく使えていたとしても、突然危険なメッセージが送られてきたり、不安に感じたりするようなことも起こりえます。
その場合は、保護者や先生など信頼できる大人に相談することでトラブルを事前に回避できる場合があるので、困ったらする癖をつけましょう。

「ながらスマホ」で加害者にならないように注意！

スマホを利用するうえで、インターネットを見るときやSNSを利用するときに気を付けなければならないことがあります。
しかし、「そもそもスマホを使ってよいタイミングかどうか」という判断ができることも大切です。

例えば、歩きながらスマホを操作したり、自転車に乗りながらスマホを操作したりすると、人やモノにぶつかってしまう可能性があります。

高齢者にぶつかってしまい、事故の加害者となってしまうことで書類送検されるケースもあります。

そのため、どうしてもスマホを操作する必要がある場合は、必ず安全な場所で止まってから使用するよう徹底することも大切です。