保育園に通わせるのはかわいそう? 子育てで重要なのは「時間」ではなく「関わり方」

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未満児保育などで、早くから保育園を利用している保護者のかた。ママ友や両親に「かわいそう」と言われたことはありませんか? 必要があって保育園に預けているのにそのように言われたら、悲しくなりますよね。でも、子育てで大切なのは関わった時間ではありません。

早くから保育園に通うのは悪いことではない

仕事復帰や両親の介護、病気療養。保育園を利用するのにはさまざまな理由があります。また、昔と比べて社会も大きく変わりました。核家族化、共働き、地域との関わりの減少。その結果、待機児童問題が発生するくらい保育園を必要とする人が増えています。

保育園を利用せずに済むのなら、そうしたいと思っている人もいるでしょう。でも、家庭によっても事情は異なり、保育園を利用しないと生活が成り立たないこともあるはずです。家族のため、子どものための保育園。だから、早くから利用することに罪悪感を覚えなくても大丈夫です。

それでも、心無い言葉をかけてくる人はいます。そのせいで、「関わる時間が減ってかわいそう」「愛情不足になるのでは」と思ってしまうかたもいるかもしれません。でも、子育てで大切なのは時間ではありません。

関わる時間よりも関わり方や気持ちが大切

言い方は悪いかもしれませんが、子育ては量より質です。もちろん、四六時中保護者のかたと過ごせて、お互いにずっと笑顔でいられれば、それに越したことはないかもしれません。でも、仕事はしなければならないし、ずっと一緒だとストレスも溜まるでしょう。

たとえば、この2つを比べてみてください。「一日中一緒にいるけれど、保護者のかたがずっとイライラして怒っている場合」と、「保育園から帰ってきた数時間だけれど、笑顔でいられる場合」。どちらがよいかといえば、後者ではないでしょうか。関わる時間よりも、どんな気持ちでどんなふうに関わったかの方が、大切なのです。

「早くから保育園に通うこと」がマイナスになるわけではありません。関わる時間が短くなっても、その分愛情をいっぱい注いであげればOK。一緒にいる時間が減った分、一緒にいる時間を濃いものにしてあげればよいのです。

「保育園に通っているかいないか」という表面的なことではなく、子どもとどう関わっていくかという中身の方に重点をおきましょう。もちろん、お母さんだけががんばる必要はありません。お父さんやきょうだい、祖父母など、みんなで愛情を注いでいけばよいのです。

まとめ & 実践 TIPS

周りの言葉は気になりますが、それは「保育園に通っている」という表面のことしか見ていない人の意見です。だから、気にしないでください。子どものため、家族のために働きながら子育てをしている自分を、もっとほめて認めて、自信を持っていってください。

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