知らないうちに巻き込まれているかも! ネットリテラシー教育は保護者と子どもと一緒に

子どものスマホやタブレット利用にルールを決めていますか。デジタルネイティブと言われる子どもたちは、機器の使い方は大人より一枚上手ですが、ルールに関してはまだ未熟です。

「ルールがなくても大丈夫」と安心していると思わぬトラブルに巻き込まれる可能性もあります。

子どものインターネット利用の課題と家庭でのルール決めの大切さについて紹介します。

この記事のポイント

Webページを横断的に利用した情報活用に課題がある

平成25年に実施された文部科学省の情報活用能力調査の結果によると、小学生のインターネット利用にはこんな課題がありました。

・複数のページからの情報抽出と関連付け
・誤解を生じやすい見せ方になっているデータを誤解せずに理解する

大人の世界でも、フェイクニュースやデマの拡散、それらを元にした誹謗中傷が問題になっています。横断的な情報収集や錯誤を起こしやすいデータの分析に課題があるということは、子どもが言われのない誹謗中傷を受けたり、加担したりする可能性もあるということです。

そういった事態を防ぐために、子どもと情報の集め方や見方について定期的に話し合っておきたいですね。

プライバシー侵害なども理解が及んでいない点がある

同調査では、小学生のインターネット利用には個人情報の取り扱いについても課題が見られました。自分以外の人の写真や情報に対する取り扱いについては理解が及んでいない子どもが多かったのです。

真偽が定かではない情報の精査が未熟な点と合わせて考えると、たとえば、虚偽の行方不明捜索への協力投稿に対して、善意で対応し他人の個人情報を流し、他人が犯罪に巻き込まれる可能性を上げてしまうことも考えられるということです。

自分の個人情報だけでなく、他人の情報の取り扱いについても、具体例を添えて教えておく必要があるでしょう。

子どもの成長や使い方に応じてルールを話し合おう

デジタルネイティブと言われる子どもたちでも、倫理観や規範意識はまだ未熟です。インターネットの取り扱いに関しては、子ども任せにするのではなく家庭内でルールを決めておいた方がいいでしょう。

保護者にとって防ぎたい事態の1つに、子どもがトラブルに巻き込まれたときに誰にも相談できずに一人で抱え込んでしまうことがあります。子どもの成長やリクエストに合わせてルール変更の話し合いをし、定期的にインターネットリテラシーを話題にすることで、相談しやすい環境も作っておきたいですね。

定期的に話し合いたい内容

  • ・SNS投稿について
  • ・スマホゲームの課金
  • ・最近ニュースになったトラブル
  • ・トラブル時の相談先

まとめ & 実践 TIPS

スマホやタブレットのフィルタリング設定やインターネットリテラシーの教育を販売店や学校任せにしてしまっている保護者の方もいらっしゃいますが、家庭でもルールを決めておきましょう。

わかっているはず、やっているはずと信じていてもトラブルに巻き込まれてしまうことがあります。定期的にルールを確認し、似たような年齢の子どもが事件や事故に巻き込まれたときに話題にするなどして、家族ぐるみで意識を高めていきたいですね。


出典:文部科学省 情報活用能力調査の結果について
URL https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/1356188.htm

出典:文部科学省 情報活用能力調査(小・中学校)調査結果(概要版)
URL https://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/detail/__icsFiles/afieldfile/2015/03/24/1356189_01_2.pdf

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