山のようなプリントを整理するコツは? 子ども・保護者それぞれのベストを見つけよう

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子どもが毎日のように持ち帰るプリント。ただでさえ多いのに、きょうだい分ともなれば山のような量になりませんか? さらに子どもに関しては「保護者へ出し忘れ・学校への提出忘れ」、保護者に関しては「うっかり溜めてしまう、なくしてしまう」などが起こり、慌ててしまうんですよね。

コンピューター・ソフトウェアの大手企業「Adobe(アドビ)」が2019年におこなった調査によれば、小学生の保護者の約3割が「週3~5枚の頻度でプリント資料を受け取る」と回答。さらには7割以上の保護者が、重要なプリント資料をうっかり捨てたり無くしたりしてしまっているようです。

ペラペラで存在感は薄いけれど、内容はとっても重要なプリントたち。上手に整理して、確実に提出・実行するための方法をいくつかご紹介します。

この記事のポイント

上手なプリント管理法≪子ども編≫ 

幼稚園・保育園や小学校低学年は、まず園や学校から確実にプリントを持ち帰ってもらうことが大切です。おすすめは、園カバンやランドセルにぴったり入るサイズのジッパー付き書類袋を用意して、プリント系はすべてそれに入れる癖をつけること。自宅にはお子さまの目につきやすい場所に書類ラックなどを使って「プリント提出スペース」を作り、帰宅後は毎日必ず書類袋のなかのプリントをそこに出すようにします。

可能であれば園カバンやランドセルの中身を一度すべて出し、確認して入れ直しを。これが習慣付くと、出し忘れや持ち帰ったゴミなどにも気付けるのでカバンの中に不要なものが溜まりません。また、出した中身をきちんと片付けられるスペースを作って管理すれば、無くしものも防げるため一石二鳥。

お子さまが帰宅後のプリント提出をどうしても忘れるようであれば、お子さまがいつも使う机やゲームの保管場所にメモを書いて貼っておくのも効果的です。

上手なプリント管理法≪保護者編≫

お子さまがプリントをスペースに出したら、今度はそれを保護者がきっちり管理していきましょう。方法は何口かに分かれたクリアファイルに見出しシールを貼って分類する・まとめてバインダーに挟む・デスクや冷蔵庫まわりなどの≪必ず見る場所≫に貼る、などがあります。

分類の仕方は「提出・近々の予定・先の予定」か「きょうだいの学年別」か、管理しやすいほうでOKです。ただしいくら分かりやすく分類しても、見忘れてしまうと意味がありません。何もなくても週に1回は、プリントすべてに目を通すのがおすすめです。

スマホを使ってデジタル管理するなら、すぐに内容を写メで撮って個人LINEのタイムラインに上げる・Googleカレンダーに予定を詳細まで入れる・簡単に使える手書きアプリを入れてすぐ記入する、などの方法もあります。ただし提出が必要なものはデジタル管理が難しい場合もあるので、すぐに記入する・切り取るなどの処理を。

提出プリントを処理したら、お子さまのジッパー付きファイルへ直接入れる・もしくは「提出プリントだからすぐにファイルに入れてね」など声かけをして机に置いておくなどすると無くさず提出できる可能性が高まります。

一番のコツは後回しにしないこと

子どものプリントや町内会の回覧板など、とりあえず目を通したら「処理はあとで……」となりがちですよね。でも毎日常に忙しいからこそ、とにかくすぐ処理するのがコツです。ポイントはプリントを処理するための場所やアイテムを工夫すること。「ワンアクションでついでにやる」を意識すると、手間も労力も減らせます。

回覧板は玄関付近で手に取ったら内容を見てすぐに写メを取り、その足ですぐ次のおうちへ回しましょう。子どものプリントは「提出スペース」を玄関付近にしておき、保護者が帰宅したときにポストインされた郵便物などと共に即処理、提出プリントはすぐお子さまのファイルや机へ返却する、などもひとつのアイデアです。

「プリント置き場」にはボールペン・ハサミ・印鑑をまとめて置いておくと、切り取り提出が必要なプリントもすぐ処理できるため後回しが減りやすくなります。一緒にゴミ箱も設置しておくと、プリントの不要な部分やポストインされたダイレクトメールもすぐに処分できます。

まとめ & 実践 TIPS

山のようなプリントを、いつも無くさずミスなく処理するのはとても難しいことです。でもひとりで背負うのではなく、それぞれが協力してほんの少しの工夫を実践することで、ミスは減らしていけるはず。保護者のかたもお子さまも、共に即行動や声かけをするなど意識して、みんなで協力して上手にプリント管理ができるとよいですね。

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