日が暮れる前に帰宅するルールはだめ? 中学生の門限は何時に設定すればいい?
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「もう中学生なんだから、門限やめてよ!」そう子どもに言われても、保護者にしてみれば中学生はまだ子どもです。スマホを持っていたとしても、夜遅くの帰宅は心配ですし、「この時間までには帰ってきて」と、門限を設定したくなりますよね。
門限を設定しても守ってもらえないなら意味がありません。中学生も納得してくれるような設定のポイントを紹介します。
中学生の門限は行事や部活に合わせて変更する
中学生になると、塾や習い事、部活で帰宅時間が遅くなることが多くなってきます。日が沈んでからの帰宅になると、保護者としても心配がつのりますよね。
中学生の門限を、学校行事や習い事に合わせて変更している家もあります。子どもにとっても、その日の朝に「何時くらいになりそうか」を聞かれて、帰宅時間を都度変更されることは、一律な門限を設定するよりも納得感があるようです。
東京都青少年の健全な育成に関する条例によると、18歳未満は深夜の外出・はいかいをしてはいけないことになっています。深夜は午後11時から午前4時までの間になるので、この時間帯に子どもだけで外にいる事態は避けたいですね。
基本の門限は日没や部活や塾が終わり次第帰宅が多い
「行事や習い事がない日は、この時間までに帰ってくる」という基本的な門限を設定している家庭は、「日没までに帰宅」や「部活や塾が終わり次第帰宅」としていることが多いようです。
学校にスマホを持ち込める場合は、「イレギュラーな場合は連絡をもらえばいい」と考えがちですが、「基本的にはこの時間までに帰る時間」を決めることにはメリットがあります。
基本的な門限を決めるメリット
- ・子どもだけでは断りにくい誘いを断れる
- ・ある程度子どもの行動を把握できる
- ・万が一の対処基準ができる
押し付けるのではなく話し合って決める
夜遅くまでの外出は、子どもの性別を問わず心配になるものです。門限の設定も大切な我が子を守るためのものですが、子どもにとっては単なる束縛でしかない可能性もあります。
保護者の安心を第一目的に門限を決めるのではなく、門限を設定される側の子どもの言い分も聞きながら納得感のある門限を設定したいですね。
門限を破ったときの罰則を設けるなら、罰則についても話し合っておきましょう、罰則が厳しいからといって守るとも限らないですし、子どもが「厳しい束縛だった」と感じるような習慣が将来に良い影響を与えるとは限らないからです。
まとめ & 実践 TIPS
中学生になると、子どもの友達付き合いも複雑になってきます。子どもの安全を考えると門限を決めたくなりますが、子どもには子どもの事情があるものです。
反抗期の子どもとの話し合いは難しいかもしれませんが、保護者も子どもも納得できるルール作りをして、お互いに気持ちよく過ごしたいですね。
出典 東京都青少年の健全な育成に関する条例
URL https://www.keishicho.metro.tokyo.jp/about_mpd/keiyaku_horei_kohyo/horei_jorei/ken_iku.html
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