また無視するの? 口もきかず学校のことも話さない子ども相手に保護者がすべきこと

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「返事くらい、してもいいんじゃない?」。口には出さないまでも、顔はひきつり、目が怒ってしまう。反抗期の我が子に、ついピリピリしてしまうのは、きっとあなただけではありません。

普段の挨拶はもちろん、学校のことも話してもらえないとなると、我が子の中学校生活についても心配になりますよね。

反抗期の中学生を相手に、保護者が心がけておきたいことを紹介します。

この記事のポイント

子どものレベルに合わせて無視・暴言はNG

「子ども相手に反論するなんて……」とは思っていても、反抗期の子どもから投げつけられる言葉に、つい対抗してしまうこともありますよね。

保護者も人間です。理不尽な無視や暴言に感情的になってしまうこともありますが、反抗期の子どものレベルに合わせて、子どもに暴言を吐き返したり、無視するのは避けましょう。

そうすることで、ますます子どもから反抗されてしまうという悪循環におちいる可能性が高いのです。

中学生は子どもだけど子ども扱いしない心がけが大切

保護者にとっての我が子は、「中学生になってもまだ子ども」ですが、当の本人は「もう中学生なのだから子どもじゃない」という意識を持っているものです。

反抗期の中学生は、心と身体が成長していく過程で「自分が何者であるか」模索しています。一緒にいる保護者も意識を変えて、今までのような子ども扱いを意識的に少なくしていく必要があるでしょう。

ポイントは、「大人相手でもこういう対応をするだろうか」と自問しながら対応していくことです。たとえば、職場の同僚や取引先の人が挨拶を無視するからと言って、こちらも対抗して無視することはしないですよね。

「反抗期は多くの子どもにある成長過程」と考え、平常心を保った対応を心がけましょう。

学校でのトラブルのサインはおしゃべり以外でも発見可能

反抗期なのか、保護者に話しにくい学校でのトラブルがあって様子が違うのかの判断に迷うこともありますよね。

いじめなどの学校でのトラブルは、子どもとのコミュニケーションが少なくても発見できる場合があります。全てのトラブルを把握できるわけではありませんが、子どもの持ち物や生活習慣の変化などに注目してみてください。

あまりよく眠れていなかったり、持ち物やお小遣いの減りが早かったり、体に傷がついていたり……と、不審なことが見つかるかもしれません。

ただし、子どもが「監視されている」と感じてしまうようならやりすぎです。あくまでも大人対大人として心配しているように工夫したいですね。

まとめ & 実践 TIPS

「自分が反抗期の頃もそうだった」。頭ではわかっていても、反抗期の中学生の態度にムッとしてしまうこともあります。

保護者としては少し辛い時期ですが、あくまでも平常心を保ち、大人の先輩としての威厳を持っていたいですね。

数年経てば「こんな時期もあった」と思えるときがきます。適度に息抜きをしながら過ごしましょう。


出典 京都市教育委員会 思春期の子どもの心と親のかかわり
URL http://www.edu.city.kyoto.jp/patona/images/201606A4_28.pdf

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