話しかけても返事すらない! 思春期の中学生の保護者は耐えるしかないの?
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何を言っても無視、たまに返事をすれば反抗的な声……。思春期の子どもとのコミュニケーションで憂うつな気持ちになってしまったことはありませんか。いつか過ぎ去る嵐のようなものとはいっても、辛いと感じることもありますよね。
子どもの思春期が過ぎるまでのコミュニケーションのヒントをご紹介します。
思春期は子どもも保護者も戸惑いが多い期間
厚生労働省のe-ヘルスネットによると、思春期は、『周囲の影響を受けながら一人の大人として自分を確立する時期』です。
身体的にも大人の身体に近づき、精神的には自立をテーマに周囲の仲間や大人との付き合いに試行錯誤します。子ども自身も自分の変化に戸惑いを感じますし、それを目の当たりにする保護者も困惑することが多くなるのです。
保護者としてのスタンスを保つ
思春期といえば、子どもの反抗期。小学校までは、学校のことも友達のことも嬉しそうに話してくれていた我が子が、突然、保護者が何をいっても無視するようになると、ショックですよね。
暴力をふるうまでは行かずとも、無視・暴言、反抗的な態度が続くと保護者もイライラしてしまいます。しかし、思春期は誰もが通り過ぎる道です。自分の若い頃や子どもの友達と比較したり、自分の感情を子どもに向けることは避けましょう。
保護者として子どもに干渉しなければならないシーンも出てきますが、あくまでも保護者としてのスタンスを保つことを意識してみるのはいかがでしょうか。干渉するポイントと本人に任せる部分の線引きもはっきりさせておきたいところです。
保護者ができる対応例
- ・無視・暴言を吐かない
- ・基本は大人として扱う
- ・自然にふるまう
- ・ストレス発散法を身につけておく
保護者がストレスを溜め込まないための自衛策
子どもとの関係が原因でストレスをためてしまわないようにしたいですね。保護者がストレスを発散するための方法や自衛策にはこんなものがあります。自分に合っているものを取り入れて、子どもとの関係にストレスを持ち込まないようにしましょう。
保護者ができるストレス発散法
- ・何でイライラしているのか書き出す
- ・同じ境遇の友人とおしゃべり
- ・好きな食べ物・飲み物を食べる
- ・一人の時間を作る
- ・感情を解放した状態で映画やドラマを見る
まとめ & 実践 TIPS
思春期は誰もが通る道です。みなさんの中にも、反抗期に保護者に冷たくあたった記憶がある人もいるのではないでしょうか。
「魔の3歳児」と同じく、時期的なものなので、いつか過ぎ去るものですが、当事者は辛いもの。工夫しながら、気長に付き合っていきたいですね。
出典:厚生労働省のe-ヘルスネット 思春期のこころの発達と問題行動の理解
URL:https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/heart/k-03-002.html
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