「タグラグビー」って何? ルールは簡単・楽しみ方からメリットまでご紹介
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2019年、おおいに盛り上がった「ラグビーワールドカップ」。実はオリンピックやサッカーワールドカップに次ぐ≪世界三大スポーツイベント≫のひとつとも言われており、日本のスポーツ庁が普及に取り組むスポーツでもあるんです。
激しいぶつかり合いで少し危険を感じるラグビーですが、ぶつかり合いをなくした「タグラグビー」なら、性別や年齢を問わずラグビーの面白さを楽しめるというメリットも。取り入れる小学校も増えてきた「タグラグビー」の魅力についてご紹介します。
鬼ごっこ・しっぽとりの延長で楽しめる「タグラグビー」
タグラグビーの攻撃・得点方法は、一般的なラグビーと同じく得点ゾーンに走り込み、ボールを置くというやり方です。ボールを飛ばしてシュートするのではなく、広い場所を走り回るので運動量が豊富で、体力づくりにもうってつけ。
守り方はボールを奪うのではなく、相手の腰の左右に垂らした「タグ」と呼ばれるテープを取るだけ。ぶつかり合わないので安全で、敏捷性やバランス感覚を上手に鍛えられるうえ、勝つための個人技術や連携戦術が必要なので考える力も身に付きます。
運動が苦手な子でも一緒に楽しみやすい
ラグビー・タグラグビーの特殊な点として「ボールを前に投げられない」ルールがあります。パスは後ろへ出していくため「早く走れる、スポーツが得意な子」だけでなく、「あまりスポーツが得意ではない、コートの後ろのほうにいる子」にもパスが回りやすいので、全員が楽しみやすいというメリットも。
タグラグビーは場所を選ばず、グラウンドや芝生の広場・体育館などどこでもできるのも魅力のひとつです。遊ぶ人数に合わせてコートの広さも調節できますが、1チーム4人から5人程度がみんなにパスを回しやすく、遊びやすい最適人数です。
家庭での遊びにも、大会を目指して本格的にも
おうちで応用するなら、チームは組めなくても家族でしっぽとりのように遊べばタグラグビーの練習にもなります。また、コートを書くのが難しい場合はフラフープなどを置いて得点ゾーンだけを決め、あとは自由に楽しむという手も。大人から子どもまで分かれても混合でもいろんなチームが作れるので、飽きずに楽しめますね。
小学校4~6年生なら、タグラグビーの全国大会も目指せます。練習は遊びの延長で特別なものを準備する必要もないので、お子さま次第ではひとつの目標にしてみてもいいかもしれません。中学生以上なら、男女ともにチームのある本格的なラグビーを視野に入れてみても。
まとめ & 実践 TIPS
子どもから大人まで年齢関係なく遊べて、しっかりと体を動かしつつどうやって勝つかを考える「タグラグビー」。ぜひ日常に取り入れて、家族みんなの運動習慣や目標づくりにしてみてはいかがでしょうか。
出典:公益財団法人 日本ラグビーフットボール協会
・「ラグビーファミリーガイド」
URL https://www.rugby-japan.jp/RugbyFamilyGuide/monbu.html
・「教えよう(中学校編)」
URL https://www.tagrugby-japan.jp/middle-school/02.html
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