いまさら聞けない?! 小・中学生の親が知っておきたいIT用語≪モノ編≫
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プログラミングやオンライン学習の導入が始まり、インターネット環境の整備が急に身近になってきたと感じる保護者のかたも多いでしょう。すでに導入が始まっているご家庭も、まだこれからというご家庭も、今後の活用増を見据えてIT用語の理解を進めておきたいところです。
今回は小・中学生の保護者として知っておきたいIT用語の「モノやそれに関連するツール」についていくつかご紹介します。準備や導入でつまずいてしまう前に、あらかじめチェックしておきましょう。
そもそもIT用語とは?
「IT(アイティー)用語」とは、パソコンやスマホ・インターネットなどを含む、広い意味の「ネット関連」で使われる言葉のことです。しかし一般的にIT用語というと、仕事の際に必要となる難しい言葉が多め。実際にIT系の仕事といえば、プログラムを組む「エンジニア」やWebを使ったデザイン・マーケティングなど技術とスキルが必要なものが一般的です。
小学校・中学校の保護者であればそんな難しいIT用語を覚える必要はないけれど、オンラインで何かを行う際に必要となるモノや関連ツール名は、とりあえず知っておくのがベター。用語に関して大体のイメージが湧けば、「何が分からないかすら分からない……」という状況も防げます。
小・中学生の親が知っておきたいIT用語≪モノ編≫
まずは基礎となる「目に見えるモノ」から。アイテムによって多少の違いはありますが、基本的には以下の認識で大丈夫です。
・デバイス
パソコンやスマホなど、それら単体のことやそれを接続する機器のことを指します。例えば家にパソコン1台・スマホ2台・タブレット1台がある状態なら、簡単にいえば「デバイスは4つ」に。
・タブレット
画面サイズがスマホより大きく、パソコンより小さくて、タッチ操作で使うものをタブレットと呼びます。中に入っているソフト(OS)がタブレットの種類によって違い、スマホと同じ「android(アンドロイド)」や「iOS(アイオーエス)」もしくは「Windows(ウィンドウズ)」が入っているものも。別売りのキーボードを付ければ、パソコンのように使えるタブレットもあります。
また、スマホには対応しているけれどタブレットには対応していないアプリなどもあり、「代用」とはならないこともあるので注意が必要です。
・Webカメラ
オンラインで会話する相手にこちらの顔が見えるようにするためのカメラのことです。パソコン画面付近にレンズがあれば元から付いているので、設定から詳細を調整するだけで使えます。
カメラが付いていないものは別売りでWebカメラを購入し、設定する必要があります。ただしこちらにカメラが無く、顔を映せなくても音声だけでオンライン通話は可能で、相手の顔は見ることができます。オンライン学習を受ける際は、あらかじめWebカメラが必要かどうか確認しておきましょう。
・マイク
パソコンにカメラがついていない場合でも、マイクとスピーカーは付いていることがほとんどです。もちろんそれを使ってもよいですが、相手に聞こえにくかったり、こちらが聞き取りにくかったりすることも。そのためオンライン学習を考えているなら、マイクとヘッドホン(イヤホン)は別売りのものを購入して準備するのがおすすめです。
・スピーカー
スピーカーはパソコンからの効果音やYouTubeの音・音楽などすべてを聞くものです。そのまま使ってもよいですが、マイクと同様、別売りのヘッドホン(イヤホン)を使うことで生活音やほかの家族の声などがオンラインの相手に聞こえなくなります。
IT用語「モノに関連するツール」
オンラインでのやりとりをするにあたり、通信速度や費用の制限などに注意が必要になる可能性も。よく使う関連ツール用語についても理解しておきましょう。
・Wi-Fi(ワイファイ)
Wi-Fiとはケーブルで回線を繋ぐのではなく、ルーターと呼ばれる機器を通じてその付近に回線を飛ばすことです。自宅の高速なネット回線は、Wi-Fiを使ってケーブル接続なしで使うととても便利です。ただしケーブルが無いので急に接続が切れたり、電波が不安定になったりする場合も。
・クラウド
クラウドは「雲」という意味を持っており、その名のとおり目には見えない「インターネット上の保管場所」のことを指します。例えば自宅にあるパソコンやスマホのデータ容量がいっぱいでも、クラウドを使えば機器のなかではなくインターネット上にデータを保存することができます。
基本的に自分のクラウドは、共有設定をしない限り自分しか見ることができないので、安心して利用可能です。
・ブラウザ
気になるお店の営業時間を調べたい……そんなとき「検索」するために使うもの、それが「ブラウザ」です。ブラウザとはインターネットを使うために必要なソフトのことで、インターネットエクスプローラーやグーグルクロームのほか、サファリなどがこれに当たります。
・PDF
PDFは、紙の書類をそのままデジタルにしたようなイメージでOKです。エクセルやワード、テキストなどはほかのパソコンに送ったときなどに、見た目が崩れたり少しの操作で内容が変わったりしてしまうことも。しかし「一枚の紙」のように使えるPDFならそんな心配はなく、そのままの状態でやりとりできるメリットがあるため、多くのシーンで使われています。
まとめ & 実践 TIPS
そのほかたくさんの用語がありますが、オンラインでのやりとりに関して知っておきたい「モノ・それに関連するツール」の基本的なものをご紹介しました。
今後、最低限のインターネット知識は持っておくとよいのは間違いありません。オンライン学習にも趣味や遊びにも、いろんな面でインターネットやパソコンなどを活用し、親子共にゆっくりと楽しく慣れていきたいものですね。
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