パズルは指先を器用にするだけじゃない?! 記憶力ややる気も育てる幼児の知育玩具
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シンプルなものから大人でも難しいものまで、さまざまな形があるパズル。指先を器用にしてくれるということで、幼児のおもちゃとしても人気ですよね。でも、パズルのよさはそれだけではありません。体にも頭にも、そして心にもプラスになることがたくさん詰まっているパズルの魅力をご紹介します。
楽しみながら指先を器用にしてくれるパズル
パズルというと、ジグソーパズルをイメージするかたも多いでしょう。バラバラになったピースを枠にはめ込んでいくパズルです。
でも、パズルは他にもたくさんの種類があります。三角や四角のくぼみに大きなピースをはめるもの、穴の開いた箱にブロックをはめ込んでいくものなど、「型はめ」と呼ばれるものもパズルの一種。1~3歳くらいのお子さまにおすすめのパズルです。反対に、立体のものや枠がないものなどは、大人でも楽しめますよね。
形はさまざまですが、共通するのは「指先や手を使う」ということです。小さいピースは、指先でつまんで持ちます。枠にピタッとはめるには、手首をひねったりつまむ力を調整したりします。遊びの中に、指先や手を使う動きがたくさん詰まっているのです。
箸を使ったり鉛筆を持ったり、ボタンをかけたりする時にも使う指先。パズルは、その指先を楽しみながら鍛えることができます。でも、実はそれだけではないのです。
集中力や記憶力にも効果あり!パズルで育つ力
パズルは、他にもいろんな力を鍛えてくれます。いったいどんな効果があるのか、具体的に見ていきましょう。
・集中力
パズルを完成させるためには、じーっとピースを見て考え、集中する必要があります。話しかけても返事がないくらい集中するお子さまもいるでしょう。たとえ遊びであっても、集中できる時間を持つというのは大事なことです。
ただし、無理やりやらせてもなかなか集中はできません。楽しんで熱中するというのが大切です。集中している時はそっと見守ってあげましょう。
・記憶力
ジグソーパズルなどで遊ぶ場合、絵柄を覚えることも必要になります。完成図を見て、どこにどのピースがあったのか覚えておく力、これが記憶力です。
楽しいものに対する子どもの記憶力は、大人を驚かせます。何度か経験したパズルであれば、恐らく子どものほうが早く完成させられるのではないでしょうか。一度競争してみても面白いかもしれませんね。
・観察力
記憶力をしっかり生かすには、観察力が必要です。どこにどの絵柄があるのか、しっかり見なければ記憶することができません。
さらにこの観察力は、パズルをしている時間以外でも育っていきます。たとえば「ウサギ」のパズルの場合。「耳が長い」「しっぽが丸い」といった特徴を普段から観察していると、パズルをする時にも役立ちます。反対に、パズルで経験したものを生活の中から探すのも◎です。
・想像力
初めてのパズルの場合は、観察力や記憶力を発揮できないこともあります。この時必要になるのが想像力。「足りないピースのところは何が描かれているだろうか」とイメージする力です。
慣れてきたパズルよりも、新しいパズルや非現実的な絵柄のほうがおすすめ。パズルで想像力が鍛えられるなんてちょっと意外ですね。
やる気や自信……パズルは子どもの心も育てる
パズルを完成させた時、どんな気持ちになりますか? きっと「嬉しい!」「一人でできた!」という達成感や満足感でいっぱいになるのではないでしょうか。大人も子どもも、これは同じでしょう。達成感は自信になり、その自信は「またやりたい」というやる気につながるでしょう。
しかもパズルのよいところは、この達成感を繰り返し味わえるということ。バラバラにしてしまえばもう一度作ることができ、完成した喜びを再び味わえます。
まとめ & 実践 TIPS
子どもも大人も楽しめるパズル。一緒に遊んでみれば、子どもの記憶力や集中力の高さに驚くでしょう。パズルが好きなお子さまなら、大人でも難しいと感じるパズルにチャレンジできるかもしれませんね。
「一人でできてすごいね」「こんなに難しいパズルもできるんだね」とほめられれば、もっと嬉しくなるはず。頭や体だけでなく、心もいっぱい育ててあげたいですね。
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