離乳食作りが楽になる?! ストック作りのテクニックと注意点
- 育児・子育て
離乳食は軟らかく煮込んだり裏ごししたりしなければいけないので、調理に時間と手間がかかりますね。家事や育児に忙しい毎日の中で、この手間を少しでも減らしたいと感じているママも多いのではないでしょうか。時間のある時に多めに作ってストックしておくことで、少しは離乳食作りが楽になるかもしれませんよ。
この記事のポイント
離乳食はストックが便利
離乳食は、時間が空いた時に多めに作って冷凍保存しておくと便利です。とくに離乳食初期や中期のころは、食べる回数も量も少ないのでその都度手間をかけて作るよりも、まとめて作っておいたほうが効率的。食材を軟らかく煮込み、裏ごしやみじん切りにする作業を毎回行うよりも、まとめて数食分作っておけば時間を短縮できますね。
冷凍ストックを作っておけば、忙しい時にも離乳食の準備が短い時間でできますよ。温めるだけで食べられるよう、お子さまの離乳食の進み具合に合わせて、離乳食開始から1カ月以内であればすり潰したものを裏ごしして滑らかにした状態、2カ月目からはみじん切りにした状態で保存してくださいね。
- 離乳食は多めに作って冷凍保存が便利
- まとめて作れば時短にもなる
覚えておきたいストック作りのテクニック
離乳食の冷凍保存にはふた付きの製氷皿が便利です。初めての食材であれば小さじ1杯ずつ、食べなれてきた食材であれば大さじ1杯ずつ小分けにして保存しておくと、使いたい分量ずつ解凍することができますよ。凍ったらフリーザーバッグなどに移して保存することで、製氷皿の数が減らせます。
冷凍すると食材が乾燥しやすくなるので、生後6カ月以降から食べられるうどんなど水分が少ないものを冷凍する際には、1回分ずつ小分けにしてラップで包んで保管するとよいでしょう。また、豆腐や生野菜など冷凍保存に向いていない食材の場合は、冷凍せずにその都度調理しましょう。市販のベビーフードも、開封してすぐのものであれば、同じように冷凍してストックしておくことが可能です。
- 離乳食の冷凍保存には製氷皿が便利
- 使いたい分量ずつ小分けにしてストック
- 冷凍保存に向いていない食材もある
衛生面には十分注意しよう
赤ちゃんを食中毒から守るために、離乳食をストックする際には衛生面には十分注意しましょう。食材を触る手はもちろんのこと、調理器具や保存容器も清潔にしておくことを心掛けたいですね。
菌や微生物の繁殖を防ぐために、調理したものを常温で放置することは避け、1時間以内に冷凍するようにしましょう。また食べる前に、しっかり過熱することも大切です。自然解凍したり一度解凍したものを再度冷凍したりすることは避けるようにしましょう。冷凍ストックは一週間を目安に使い切ってくださいね。
- 手、調理器具、保存容器は清潔にしておく
- 調理した離乳食を常温で長時間放置しない
- 冷凍ストックは一週間を目安に使い切る
まとめ & 実践 TIPS
離乳食作りは時間も手間もかかります。忙しい保護者のかたの負担を少しでも軽くするために、冷凍ストックを活用してみてはいかがでしょうか。いろいろな食材をストックしておくことで、メニューのバリエーションも楽しめますよ。
出典:
保育所における食事の提供ガイドライン - 厚生労働省
URL:https://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/pdf/shokujiguide.pdf
厚生労働省『食事の提供における食中毒予防のための衛生管理』
URL:https://www.mhlw.go.jp/shingi/2010/03/dl/s0331-10a-011.pdf
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