子どもにスマホを触らせる上で守りたい3つのこと【専門家に聞く第6回目】

コロナで在宅を余儀なくされ、お子さんにスマートフォン(スマホ)やタブレットを触らせる機会が増えたというおうちのかたが増えています。忙しい時には助かる反面、小さいお子さんの場合は発達への影響が気になりますよね。そこで、幼児教育とデジタルメディアの関わりを長年研究されている、愛知淑徳大学の佐藤朝美先生にお話を伺いました。デジタルがもたらすメリット・デメリットや注意点について、全10回のテーマに分けてお届けします。今回は、子どもにスマホを触らせる際におうちのかたが気にしておくと良いポイントを3つご紹介します。

この記事のポイント

1.スクリーンタイムを子どもと一緒に考える

子どもにスマホやタブレットを与える際、おうちのかたとしては時間を決めて約束させたいですよね。そうはいっても、親が一方的に決めた時間内に子どもがうまく切り替えられるかというと、実際はなかなか難しいと思います。そこでスクリーンタイム(デジタルデバイスに接触する時間のこと)について、親子で一緒に考えてみるのはいかがでしょうか。なぜ長時間使用するのは良くないのか? どのくらいの時間が適切なのか? お子さん自身の意見も聞きながら、ルールを決められると良いですね。何よりもお子さんが、自分自身で考える時間を作ってあげることが大切です。まだ小さいうちは難しいかもしれませんが、時間をはかるアプリを活用したり、紙にルールを書いたりして、約束したことを可視化しておくのも有効手段です。

2.次の予定を決めておく

終わりがなくスマホやタブレットで遊んでしまう大きな理由のひとつとして、「次にやることが特にない」場合や「やりたくないことが待っている」場合が挙げられます。お子さんにとって楽しみな予定があとに控えていれば、どれだけ夢中で遊んでいても時間が来ればパッと切り替えられ、スムーズに次の行動へ移すことができます。ですから、「この遊びが終わったら○○しようね」とあらかじめ楽しい予定を立てたり、「ちゃんと約束が守れたら○○しようね」とポジティブな活動へとつなげたりできると、切り替えがしやすくなるでしょう。

3.生活習慣を守ったうえで、使用タイミングを習慣化する

ポイント1・2でご紹介した内容にもつながりますが、一日の中でいつがスマホやタブレットを触ってよい時間帯なのかをできるだけ習慣化して決めておくと良いでしょう。いつでも好きな時に使用できるような環境にあると、時間のルールを決めるのが難しくなってしまいます。また、寝る前は刺激が強すぎる場合がありますので、できるだけ避けるようにしましょう。お子さんにとって一番大切なことは、毎日十分な睡眠を取り、外遊びや親子の時間を充実させることです。それらを守ったうえで、スマホをバランスよく活用していきましょう。米NPOコモン・センス・メディアでは、幼児期に育てたいメディアに対するリテラシーの中で、日常生活における活動のバランス意識がとても重要であるとしています。

参照:https://www.commonsensemedia.org/

まとめ & 実践 TIPS

お子さんにスマホやタブレットの使用時間を守らせるのは簡単ではありませんが、一度親子で考える機会を作ってみて、一緒にルールを決められると良いですね。スマホはあくまでも親子の遊びやお子さんの興味を促す玩具のひとつでしかないと捉え、一日の中のさまざまな活動の一部として、上手にバランスをとって使用するようにしましょう。

プロフィール

佐藤朝美(さとう・ともみ)

愛知淑徳大学人間情報学部准教授。東京大学大学院学際情報学府博士課程、情報学環助教、東海学院大学子ども発達学科を経て現職。教育工学、幼児教育、家族内コミュニケーション、学習環境デザインに関わる研究に従事。日本子ども学会(理事)。オンラインコミュニティ「親子de物語」で第5回、「未来の君に贈るビデオレター作成ワークショップ」で第8回、「家族対話を促すファミリー・ポートフォリオ」で第11回キッズデザイン賞を受賞。

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