コロナ時代の新一年生 元気そうでも疲れていそう…すぐにできるケア方法を紹介

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「小1ギャップ」「小1プロブレム」という言葉があるほど、小学生になるということは子どもにとって大きな出来事です。しかも2020年度は「withコロナ時代」ともいわれ、新一年生の生活にも大きな影響を与えています。ストレスや疲労も溜まっている小学生に、どんなケアをしてあげたらよいのでしょうか。

この記事のポイント

元気に見えるけど実はストレスをためている…子どもの様子のチェックポイント

子どものストレスは、見た目ではわかりづらいもの。「ストレスが溜まっている」と言葉にして言えるわけでもありません。元気そうに見えても、心は疲れている可能性があります。こんな様子が見られたら注意が必要です。

  • お腹や頭が痛いという
  • トイレが近くなる
  • 爪を噛んだりチックの症状が出たりする
  • イライラしたり落ち着かなかったりする
  • 甘えたり泣いたりすることが増える
  • ぼーっとしていることが増える

ストレスのサインは人それぞれです。1つだけのときもあれば、いろんなサインが一度に出ることもあります。「いつもと違う」と感じたら、早めにケアをしてあげましょう。

あたり前にできるのはすごいこと!入学前と比較して子どもの成長を褒めてあげて

ストレスが溜まるのは、それだけ子どもが頑張っている証拠でもあります。特に新一年生。保護者のかたと離れて歩いて登校、長時間座っての勉強、帰ってからの宿題と、保育園・幼稚園の頃と比べて変化したことがたくさんあるでしょう。

そのどれもが、「小学生になったら勝手にできるようになるもの」ではありません。子どもたちが頑張っているからこそ、できるようになっていくのです。

学校に行くだけでも、漢字を1つ覚えただけでも、すごいことです。当たり前だと思わずに、「こんなこともできるようになったんだ」と成長を褒めてあげましょう。それだけで、安心感が得られて、明日からも頑張れるようになるはずです。

褒めるときは具体的に!子どもが喜ぶ伝え方

褒めるときには、伝え方も意識しましょう。ただ「すごいね」「えらいね」だけでなく、具体的に伝えると子どもも嬉しくなります。

・5W1Hを意識して伝える
褒め方がわからないときは、「いつ」「どこで」「なにが」「どのように」などの5W1Hを意識してみるといいでしょう。

「帰ってきてすぐ(いつ)、宿題ができたね(なにが)」「朝ごはん(なにが)、残さず食べられたね(どのように)」といった感じに、子どもがしたことをそのまま言葉にしてあげるだけでOKです。この方が子どもにも伝わりやすく、嬉しい気持ちになれるでしょう。

・他の子どもではなく、過去の本人と比較してみる
兄弟やお友達と比較するのはあまりおすすめしません。比較された相手も悲しい気分になってしまいます。

おすすめは、過去の本人と比較してあげることです。「1年生になったら朝早起きになったね」「保育園のときより好き嫌いが減ったね」など、このときも具体的に。お子さまも、「自分は成長しているんだ」と気づくことができるでしょう。

まとめ & 実践 TIPS

褒めて認めてあげるだけで、心が晴れることがあります。慣れない学校生活で溜まっているストレスを、少しずつでもいいので解消してあげましょう。


入学してからまだ半年も経たない新一年生。この短い期間でも、できるようになったことはいっぱいあるはずです。そのことを、お子さまにどんどん伝えてあげてください。保護者のかた自身も、お子さまの成長に気づくきっかけになるでしょう。

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