家の中でどう過ごす?この時期おすすめのオンライン活用法【専門家に聞く第4回目】

コロナで在宅を余儀なくされ、お子さんにスマートフォン(スマホ)やタブレットを触らせる機会が増えたというおうちのかたが増えています。忙しい時には助かる反面、小さいお子さんの場合は発達への影響が気になりますよね。そこで、幼児教育とデジタルメディアの関わりを長年研究されている、愛知淑徳大学の佐藤朝美先生にお話を伺いました。デジタルがもたらすメリット・デメリットや注意点について、全10回のテーマに分けてお届けします。今回のテーマは、家にいる時間が増えたこの時期おすすめのオンライン活用法です。

この記事のポイント

予定がない日は生活習慣の乱れに注意

これまでとはまったく違う過ごし方を余儀なくされているいま、家の中にいる時間がうんと長くなってしまいがちですよね。暇を持て余したお子さんが、一日中動画視聴やゲームアプリで遊んでばかり……という状況に悩まれている保護者のかたもいらっしゃるのではないでしょうか。計画がないまま一日を過ごすと、生活習慣の乱れにもつながってしまいます。そこで、外出も人との接触も我慢しなければいけないこの時期だからこそおすすめのオンライン活用法をご紹介します。

ビデオ通話でいろいろな人とつながろう

帰省をしたり、友人と遊んだりすることが難しいこの時期、家族だけで過ごす時間がとても増えましたよね。それも貴重な時間ではありますが、おうちのかた以外との触れ合いを増やすことも、幼児期の発達ではとても大切です。そこで、オンラインを活用して親戚やご友人とコミュニケーションを取ってみるのはいかがでしょうか。
おしゃべりがまだ上手ではない小さなお子さんには、祖父母に頼んで絵本を読み聞かせてもらうのもおすすめ。電話では会話があまり弾まないお子さんも、顔を見ながら話せるビデオ通話なら意思疎通がしやすくなります。また、最近ではオンラインの習い事やベビーシッターなども増えていますので、そういったサービスを検討されてみるのも良いかもしれません。

オンライン活用で毎日にメリハリを

ビデオ通話やオンラインの習い事を活用する際に是非おすすめしたいのは、「習慣化」することです。具体的には、毎日何時からどのくらい使用するかをお子さんと事前に決めておき、計画的に生活の中に取り入れましょう。たとえば、この曜日は何時からオンラインを活用した習い事をして、3日に1度ビデオ通話で誰かと話す、といったリズムが作れると良いですね。テレビやスマホのように、スイッチを入れればいつでもどこでも見られるというものではなく、「そのための時間」というのをあえて作ることが大切です。
さらにスケジュールを画用紙に書くなどして“見える化”するのも効果的。お子さんと一緒に1日の生活時間を考える良い機会になるでしょう。

まとめ & 実践 TIPS

外出を控えなければいけない状況が続いている現在、日々の計画を立てづらいというご家庭が増えています。そこで、上手に活用していただきたいのがビデオ通話やオンラインでの習い事。おうちのかた以外とのコミュニケーションを積極的に増やしながら、生活のリズム作りにも役立てましょう。

プロフィール

佐藤朝美(さとう・ともみ)

愛知淑徳大学人間情報学部准教授。東京大学大学院学際情報学府博士課程、情報学環助教、東海学院大学子ども発達学科を経て現職。教育工学、幼児教育、家族内コミュニケーション、学習環境デザインに関わる研究に従事。日本子ども学会(理事)。オンラインコミュニティ「親子de物語」で第5回、「未来の君に贈るビデオレター作成ワークショップ」で第8回、「家族対話を促すファミリー・ポートフォリオ」で第11回キッズデザイン賞を受賞。

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