小学生の反抗期 変化にとまどう我が子へのベストな対処法とは

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今まで素直なよい子だったのに、小学3年生を過ぎたころから「わかってるって」「うるさいなぁ」などの反抗的な言葉が増えてきた我が子。もしかして反抗期?
子どもが口ごたえをしてきたときの、親としての対処法をお伝えします。

この記事のポイント

言われてイヤ・傷つくことは言葉できちんと伝える

小学校中学年~高学年の子どもは「自分と他人との差」について考えるようになる時期。そのため、この時期の子どもは「あの子はこうなのに、自分は……」と劣等感を抱き、それがストレスとなって家庭での態度に出やすいのです。
自分の気持ちを優先しがちな反抗期の子どもに親がしてあげられることは、一般的な「こう言われたら他人はこう感じる」ということを言葉できちんと知らせてあげることです。
「あなたの言うことなんて響かないよ」という態度はNG。「そう言われると悲しいな」など優しく伝えましょう。

反抗期の子ども ほんの一言でも、よいところを褒める

反抗期の子どもは性格が変わったのではなく、イライラや不安を言葉や態度で表すすべを知っただけです。親は我が子のよいところをたくさん知っているはず。親は子どもの反抗的な態度に悲しんだり怒ったりせず、ふだんの生活の中で、お子さまのよいところを探して、ほんの一言でもよいので、ぜひ褒めてあげてください。

・親の素直な気持ちをそのまま伝える
小学校3年生や4年生頃なら「ちゃんとゲームの時間を守れてすばらしいね」「前回よりテストの点が上がったね、すごい!」「リコーダーの吹き方、上手になったねぇ」などでOKです。
小学校5年生以降は親と一緒に過ごす時間も減りがちですので、「学校の授業態度がいいですね、って先生が褒めてたよ。やるねぇ」「いつもきれいに片付けてくれるから助かるよ」などの声かけを。また「一緒に食べるご飯は美味しいね」など、子どものことをいつも大切に思っていることが伝わる言葉も積極的に伝えていきましょう。

子どもの話を最後までしっかりと聞く

子どもが何かを話そうとしても「それは違うと思うよ」「でもお友達はさぁ」なんて、親がついつい口をはさんでしまうこと、ありませんか?
ただでさえ反抗期の子どもは「親は自分の話をちゃんと聞いてくれない……」と思ってしまうと、もう親に話すらしてくれなくなる可能性もあります。まずは、子どもの話を最後まできちんと聞いであげることが大切です。親が子どもに意見を言うのはそれからにしましょう。

・子どもの話を聞いて質問してみる
最後まで子どもの話を聞いたら、「そっか、それでどう思ったの?」など質問してみましょう。質問のしかたがよければ、子どもが素直な気持ちを話してくれることもあるでしょう。また、子どもは自分の気持ちを話しているうちに、もしかすると「やっぱりこうだったのかな」と、自分自身で気づくことができるかもしれせん。
子どもが自分の気持ちを親に素直に話してくれたときは、子どもに対しても、親の思いを理由と共に伝えるようにしましょう。

まとめ & 実践 TIPS

反抗期を迎える小学校中学年~高学年の子どもは、自分に対して劣等感を抱きやすい時期です。反抗的な態度や言葉は、いろんなことが思い通りにいかないことに対して、イライラしている場合もありますが、もしかすると、友達関係などのトラブルを抱えている可能性もあるかもしれません。
反抗的な態度をとる子どもは、なかなか扱いにくいものですが、反抗期はいずれ終わりがくるもの。親はこの時期の子どもをしっかりと見守り、家では子どもが安心して過ごすことができる環境を作ってあげましょう。


出典:文部科学省 子どもの発達段階ごとの特徴と重視すべき課題
URL
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/053/gaiyou/attach/1283165.htm

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