2歳差育児ってラク?大変?重要なのは上の子への接し方

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2歳差育児はどんなイメージでしょうか?「ラクだって聞くけど」「いや、すごく大変だよ」など、いろんな意見があるでしょう。そんな2歳差育児の中で最も大変な時期は、下のお子さまが生まれてからの1、2年ではないでしょうか。2歳差育児中の保護者のかたからよく聞くお悩みは、上のお子さまの赤ちゃん返り。今回は、そんな赤ちゃん返り真っ最中の上のお子さまへの接し方をお伝えします。

この記事のポイント

2歳差育児のメリット・デメリット

2歳差育児特有のメリット・デメリットはどんなことでしょうか。簡単にまとめてみました。

・メリット
将来的に支え合ってくれる
同じおもちゃを使って遊べる
生活のリズム(寝る時間など)が一緒
大変な育児が一気に終わる
入学・卒業がかぶらない

・デメリット
つわりや授乳期が上の子のイヤイヤ期と重なる
赤ちゃん返りが大変
上の子にまだ手がかかる
育児休暇が長くなり仕事に影響が出る
経済的な負担が大きい

大変なのは上の子への接し方

メリットもデメリットもある2歳差育児。でもその中で一番大変なのは、上の子の赤ちゃん返りではないでしょうか。上の子にとって、赤ちゃんが産まれるのは一大事。不安定になるのは当然のことかもしれません。

でも、上の子が今までできていたことが、急にできなくなって、手がかかってしまうようになると、どう接したらよいかわからなくなり、ちょっとイライラすることもあるでしょう。反対に、赤ちゃんである下の子は何があっても「仕方ない」と思えてしまうのではないでしょうか。
2歳差育児中の保護者のかたが、このイライラのストレスを減らして、上の子とよい関係を築いていくには、上の子への接し方をこれまでと変えることが必要になってきます。

「上の子優先」が2歳差育児を乗り切るコツ

お子さまが2人以上いるご家庭では、「小さいから」と下の子を優先しがち。でも実際にやったほうがよいのは逆のことなのです。2歳差育児をうまく進めていくためには、なるべく上の子を優先し、気持ちを満たしてあげましょう。

・同時に泣いたら上の子から
下の子はオムツが濡れて泣いていて、上の子は服が着られずに泣いているとき、あなたはどちらを優先しますか?
そんなときは、ぜひ上の子を優先して、服を着るのを手伝ってあげましょう。下の子には、危険がないことを確認したうえで、ちょっと待ってもらいましょう。

下の子の世話に移る前に、短時間でもよいので上の子の話を聞いて、ぎゅっと抱きしめてあげるとよいでしょう。そのあと、下の子のお世話をしてあげてください。もちろん、時と場合に応じて臨機応変な対応は必要です。

・2人だけの時間を作って
お母さんと赤ちゃんはいつも一緒。そんな状況だと上の子が入る隙がありません。ですから、意識して上の子との時間を作ってあげましょう。大事なのは「2人だけ」ということ。「2人だけ」というのは、下の子をおんぶしたりせず、お母さんの体がフリーな状態のことです。

この「2人だけ」の時間は、たった10分でも大丈夫です。1日1回でもお母さんを独占できると、上の子の気持ちが満たされます。絵本を読んだり、おもちゃで遊んだりしてあげてください。家族に下の子の世話をお願いできるときは、上の子とお出かけしてもよいですね。

・お手伝いを頼んでみて
下の子から手を離せない時もあるでしょう。そんな時は、ぜひ上の子にお手伝いを頼んでみてください。無理強いはせず、気分が乗っている時だけでOK。

上の子に、下の子が使うオムツを持ってきてもらう、下の子をおもちゃであやしてもらうなど、簡単なことで構いません。上の子は、お手伝いをすることで、「お兄ちゃん(お姉ちゃん)なんだな」という気持ちが芽生えてきて、下の子への態度も変わってくるでしょう。上の子がお手伝いをしてくれたら、いっぱい褒めてあげてくださいね。

まとめ & 実践 TIPS

今回は、2歳差育児を例に、上のお子さまとの接し方のコツをお伝えしましたが、2歳差育児でなくても、同じような場面に直面することはあります。年の差が何歳かということが問題ではなく、下のお子さまが生まれたことで、心が不安定になっている上のお子さまにどうやって接してあげるかが大切なのです。保護者のかたは、上のお子さまに「あなたが大好き」という気持ちを、言葉や態度でいっぱい表現してあげてください。


それから最後に、保護者のかたは、自分のための時間も大切にしてくださいね。体力も気力も使う子育て。時には息抜きをしながら、楽しく過ごしていきましょうね。

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