意外と読み聞かせは難しい!子どもを引き付ける読み方とは?

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子どもに絵本の読み聞かせをしようと思っても上手くいかないと悩んでいる保護者のかたも多いのではないでしょうか。
ちょっとした工夫で、子どもが絵本に夢中になる方法をいくつかご紹介します。
どれも簡単なことばかりですので、ぜひ参考にしてみてください。

この記事のポイント

絵本の読み聞かせのコツ

子どもに絵本を読んでみようと思っても、違うところばかりが気になって集中してくれない、または読んでいる途中で子どもが飽きてしまったという経験があるかたもいらっしゃると思います。
たいてい、幼児期の子どもの集中力は10分も持たないものです。幼稚園や保育園で先生が読んでくれる絵本や紙芝居はずっと聞いていられるのに、どうして母親が読んでいるときは聞けないのでしょうか。

違うところに目移りしてしまう理由は、家の中に自分の好きなものが沢山あるのが原因です。子どもは気持ちの切り替えが難しく、気持ちが切り替わっていないときに読み聞かせを始めても、集中して話を聞くことが出来ません。読み聞かせを始めるときは、まず、おもちゃなどを片付けて、気持ちの切り替えをする時間を取りましょう。

絵本を読み聞かせる時のコツは、まず保護者が先に絵本をよく読んで、話の流れを頭に入れておくことです。読むことがあまり得意ではない保護者のかたは、できれば子どもが寝た後にこっそり練習しておくと、読み間違えたり、ページをめくるタイミングを間違えたりすることが減り、子どもも絵本に集中できるので、読み聞かせが上手くいくようになるでしょう。
一番大事なポイントは、読み聞かせをする人が、それぞれの登場人物になりきって読むことです。難しいかもしれませんが、声を変える、読み方に強弱の変化をつける、絵本を揺らすなど、動きを見せることが、子どもを飽きさせないコツでもあります。

失敗しない絵本選び

読み聞かせをするときは、絵本選びも重要です。失敗しない絵本選びについてご紹介します。
読み聞かせに慣れていないかたは、登場人物が少ない絵本から始めてみましょう。紙芝居とは違い、絵本はページをめくる必要があるため、挿絵が大きくてわかりやすい絵本がおすすめです。読み聞かせに慣れてくれば、挿絵が小さくても文章だけで理解出来るようになるでしょう。話にテンポのある絵本は、読み聞かせをする時に読み手も聞き手も楽しい気持ちになるので子どもも夢中になりやすいものです。絵本は文章と絵が上手く表現されているものが多いので、子どもがあとから絵を見返したいと思えるような絵本を選ぶのがおすすめです。
子どもの集中力が途切れにくい人気の絵本は、仕掛けがあるものや、キャラクターの個性が一目でわかり、大笑いできるような作品も子どもは大好きです。じっと聞くのに慣れていない子どもには、短い時間で読むことができる絵本からスタートしてみましょう。

子どもを引き付ける読み方

ただ漠然と絵本を読んでいるだけでは、残念ながら、子どもは全然興味を示してくれないでしょう。
絵本を読んでいるかたも、子どもに聞いてもらいたいという気持ちを持って、子どもと一緒に楽しむことが大切です。
子どもを引き付ける読み聞かせをするには、絵本の世界観を親が先に読み取り、声や表情、動きを使って上手に表現してあげることです。
声を変えるのが苦手でも、絵の魅力が助けてくれるのでちょっとだけ頑張ってみましょう。
擬音がある所では、少し声を大きめにして、絵本を音に合わせて動かしてみると喜びます。
子どもに「今のもう一回やって」とお願いされた時は是非リクエストに答えてあげましょう。読む速度も大事ですがページをめくる時も、話の展開に合わせて早くめくる、遅くめくるといった動作を使い分けると効果的です。次はどうなるのか期待を持たせることが出来るので子どもはあっという間に絵本に引き込まれてしまいます。
子どもは絵本に夢中になっているときでも、読んでいる人の表情をときどき見ています。
喜怒哀楽を、顔で表現しながら読むことも、子どもの興味を引き付ける読み方のコツです。

紙芝居は読み聞かせを上達させるのに役立つ

絵本を読むのが難しいと感じている人は、図書館でも借りることが出来る紙芝居を読むのがおすすめです。紙芝居は絵本とは違い、持ちやすくてページもめくりやすいものです。
何よりも、紙芝居には読み方のポイントも書かれているので、そのポイントを参考にすれば、子どもを引き付ける読み方ができ、読み手にとっての勉強にもなります。
読むことが得意でないかたは、まずは紙芝居で読み方の練習をしてみることが上達への近道かもしれません。
機会があれば是非、挑戦してみてください。

まとめ & 実践 TIPS

絵本を読んであげているとき、子どもが聞いてくれないなと感じたら、無理して読み聞かせ続けるのではなく、いったん読むのをやめて、子どもの話を聞いてあげましょう。
子どもの気持ちが落ち着いてから、絵本の読み聞かせを再開すると、うまくいくようです。
絵本の読み聞かせは、慣れてくると、登場人物になりきって読むことが楽しくなります。
大人でも、気持ちのこもっていない棒読みで聞かされると10分も聞いていられないと思います。読み方のコツをつかんで、変化のある読み方を工夫すると、子どもは長く話を聞くことが出来るようになります。

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