夏休みも新型コロナに負けるな! 生活リズムをキープしよう

夏休みに入り、お子さんの生活リズムが乱れたり、食生活が偏ってしまったりするご家庭も、あるかもしれません。今年は新型コロナウイルス感染症の影響で、休校や分散登校など、普段とは異なる生活環境が続いたうえ、夏の暑さも加わって、大人にも疲れが見え始めるころです。健康的に夏を乗り切るために、食や生活リズムを見直してみたいものです。

文科省がマスクの使い方で補足説明

緊急事態宣言とその解除から分散・時差登校へと、今年の学校は、春から異例のスケジュールが続きました。マスクを着けたり、小まめに手洗いをしたり、教室や校庭での過ごし方なども変わったりと、飛沫(ひまつ)感染を防ぐための「新しい生活様式」に慣れないお子さんも少なくないことでしょう。夏休みを短縮する多くの自治体では、真夏日や猛暑日の登校が重なり、体調も心配です。

文部科学省が6月に発表した学校の衛生管理マニュアルの改訂版では、初版と同様に「マスクは常時着用」を基本としながらも、子どもたちの体調を考慮して、▽熱中症などの健康被害が発生する可能性が高いと判断した場合は、熱中症への対応を優先させ、マスクを外す▽マスクの取り外しは、活動や子どもの様子を踏まえて、臨機応変に対応する▽子どもが暑さで息苦しさを感じたら、マスクを外したり、一時的に片耳に掛けて呼吸したりするなど、子ども自身の判断で対応できるよう指導する……などと、前回のマニュアルを補足しています。
お盆明けも、暑さは続きます。小まめな水分補給や、涼しい服装、エアコンや扇風機、冷却グッズの利用など、学校でも家庭でも、熱中症対策には最大の注意を払う必要があるでしょう。

子どものころの食育が将来につながる

新型コロナの感染や、熱中症を防ぐために、丈夫で暑さに負けない体を作っておくことも大切です。バランスのよい食事と、十分な睡眠をとるなどの体調管理は、家族全員で心掛けたいものです。
もっとも、そう言わなくても、今の20代と30代の若い世代は、食に高い関心を持っているようです。最新の「食育白書」によると、食育に関心を持っている若い世代の割合は、男性で65.4%、女性で75.9%となっています。ただし「朝食を食べない」の割合は25.8%で、特に男性では31.5%と高くなっているのが課題です。

子どものころの食生活を振り返ってもらったところ、「家では、1日三食いずれも決まった時間に食事をとっていた」に「あてはまる」「どちらかといえばあてはまる」と回答した人のうち、男性で70.1%、女性で77.9%は、現在も朝食を「ほとんど毎日食べる」と答えています。今の20代の大半は、2005年に食育基本法が制定され、「食」に関する啓発が全国的に広がっていった時期に小中学生でした。

まとめ & 実践 TIPS

子どものころの食生活が、大人になってからも食事面でよい影響を与える可能性があると考えると、将来にわたってコロナなどに負けない体作りのためにも、夏休みはバランスよく食べることから、生活リズムをキープしていきたいものです。


(筆者:長尾康子)

※文部科学省 学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル~「学校の新しい生活様式」~(2020.6.16 Ver.2)
https://www.mext.go.jp/a_menu/coronavirus/mext_00029.html

※農林水産省 令和元年度食育白書
https://www.maff.go.jp/j/syokuiku/wpaper/r1_wpaper.html

プロフィール

長尾康子

長尾康子

東京生まれ。1995年中央大学文学研究科修了。大手学習塾で保育雑誌の編集者、教育専門紙「日本教育新聞」記者を経て、2001年よりフリー。教育系サイト、教師用雑誌を中心にした記事執筆、書籍編集を手がける。

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