「考える力」重視とは?2020年度教育改革に向けて、幼児期の今できること

2020年度教育改革では、学習指導要領が改訂され、子どもを取り巻く環境が大きく変わろうとしています。具体的にはどのように変化していくのでしょうか。

知識偏重型から「考える力」重視型へ

 まずは大きな変化のひとつとして、これまでの知識を問う問題が中心だった「センター試験」に代わり、2020年度(2021年1月実施)以降は「大学入学共通テスト」が導入されることが挙げられます。お子さまにとって大学入試は、まだずっと先のことだと思われるかもしれませんが、この変更に伴い、高校、中学校、小学校とさかのぼって学ぶ内容が変わっていくため、身近な小学校の授業内容から、大きく変化していきます。

しかし、幼児のお子さまをおもちのかたを対象にアンケートを行った結果、約86%のかたがこの改革を「知らない」と回答。まだまだ浸透していないようです。
 「大学入学共通テスト」では、これまでの知識や技能を問う問題から、複数の情報を組み合わせて考えをまとめたり、説明する力が問われる記述式の問題が登場するなど、「思考力・判断力・表現力」が問われるようになります。そのため今後の学校教育では知識・技能の習得だけでなく、「考える力」の育成に重点が置かれ、これまで以上に「主体的・対話的で深い学び※」を取り入れた授業が行われていく予定です。

※「主体的・対話的で深い学び」とは、教員から一方的に教わるのではなく、生徒自身が自ら学ぶことに興味や関心をもち、他者との対話を通じて、自己の考えを広げ深める学びのこと。

幼児期から育んでいきたい「学びに向かう力」

 また、新学習指導要領では、育成すべき資質・能力の3つの柱として「学びに向かう力・人間性」「知識・技能の習得」「思考力・判断力・表現力」が定められています。そのうちの「学びに向かう力」は目には見えにくいですが、幼児期のうちから少しずつ育んでいくことで、小学校以降の本格的な学習に移ったときにも「自分で考えてみよう!」「挑戦してみよう!」という学習意欲につながると考えられています。

 では、どのように幼児期からその力を育めばよいのでしょうか。カギとなるのは「遊び込む経験」にありました。

 ベネッセ教育総研の調査結果では、その子らしく、自由に主体性を発揮して「遊び込む」経験を多くした子どもが「学びに向かう力」を伸ばすことがわかっており、調査に携わった東京大学大学院教授の秋田喜代美先生は「『遊び込む経験』が『学びに向かう力』につながることが明らかになりました。就学前の5歳こそ、夢中、没頭して遊び込む経験を十分に保障して、生涯にわたる学びの基礎を培っていってほしいと思います」とお話されています。

遊び込む経験を 毎日おうちでたっぷりと!

でも、子どもが自分から楽しく、思いきり遊べる体験を毎日、毎日、用意するのはおうちのかたにとっても大変なこと。そんな時は、子どもの発達や興味に合った幼児向け学習教材の力を借りるのもオススメです。
 <こどもちゃれんじ>では、子どもが自分から主体的に学べること。それがとても楽しい体験であることにとことんこだわった「遊び」を「学習」として年齢に合わせて提供しています。
 また、年中さん向け<すてっぷ>講座からは、より「深く」考える力を身につけられるよう、いろいろな考え方を使って解く問題にたくさん取り組める「思考力特化コース」を、バランスよく学べる「総合コース(基礎+応用)」に加えてご用意しました。
 「思考力特化コース」では、最初から解がある問題だけでなく、自分で何が課題かを考え、その問いに対して試行錯誤したり、周りの人との対話を通して、よりよい答えを見つけ出していく課題など、これからの社会で必要になっていく力の育成を目指しています。
 「学びに向かう力」を就学前から育んでいきたいとお考えでしたら、この機会にぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

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