おうちでの気持ちの充電がカギ!園生活と子どものストレス【PR】

 園見学に願書提出や面接など、幼稚園・保育園ともに春からの園生活に向けての活動が活発になる今日この頃。まずは園に決まるまでが大変ですが、決まったあとも、「ちゃんと毎日通えるかしら…」「うちの子お友だちと上手に遊べるかな…」など、新しい生活が楽しみな気持ち半分、少し不安な気持ちもあったりしますよね。
 そこで、先輩ママは実際入園後、どういったことに困ったり、失敗してしまったのか、体験談を募集しました。

慣れない場所や人にストレス!オムツはずれで苦労した人も…

 編集部が実施した調査※で「入園してすぐに困ったこと・失敗したこと」の体験談を募集したところ、たくさんの回答が寄せられました。今日は多かった内容からいくつかご紹介させていただきます。

特に多かったのが、人見知りや場所見知りで、園生活になじむまでに時間がかかったという声です。また、オムツがはずれていなくて、園でトイレができなくて困ったという体験談も多く寄せられました。入園までに時間がまだある今、おうちでできる入園準備はあるのでしょうか。
 30年以上の保育経験があり、現在和光鶴川幼稚園で副園長をされている保志史子先生にお話を伺いました。

排泄の自立は、できたら入園前におうちだからこそ安心して進められる

 保志:「排泄の自立は、できたら入園までに済ませておいたほうがよいと思います。3歳ごろになるとおしっこの量自体も多くなるので、トイレでできたほうが気持ちがよいですし、入園してからだと、お友だちもいるので、「漏らすと恥ずかしい」「オムツだと恥ずかしい」という気持ちが芽生え始めるからです。失敗してもまだ「恥ずかしい」という感情が薄い3歳前なら、何度も失敗ができますし、「おうち」という環境だからこそ、子どもも安心してチャレンジすることができます。 
また、入園は大人の想像以上に子どもにとっては緊張の連続です。初めての体験が一度にたくさんだと疲れてしまいます。それを考えると、生活の基礎である排泄は子どものためにも、入園までにできるようになっておいて、安心して園生活をスタートできるというのが望ましいと思います。でも、「オムツが取れていないと入園できないよ!」など、子どもが傷つく言葉で追い詰めないでくださいね。園に通うのが嫌になってしまうからです。まずは「園って楽しい場所」と子どもが思えて、安心して通えることが何よりだと思います。」

入園後の子どもはへとへと 子どものことばに振り回されず子どもの心を受け止めて

 保志:「また、降園後の子どもはすごく疲れています。新しい環境に慣れるまでは、イライラしたり、今までなかったぐらい機嫌が悪くなったりする場合もあります。それは幼稚園で子どもが頑張っている証なんですよね。できるだけ許容して、頑張っている子どもの気持ちをまるごと受け止めることが大切です。
 おうちでできることとしては、入園後すぐの慣らし期間はお弁当がなく、午前保育のことも多いかと思いますので、そういったときには、おうちに帰ったら、好きな食べ物を用意してあげるなど、子どもの気持ちを緩めて、ほっとさせてあげることです。そうすることで、自然と明日への活力につながり、またがんばって園に行こう!という気持ちになれるのではないでしょうか。また子どもが、「園に行きたくない!」と言ったときも、「じゃあ行かなくていいよ」といったその場限りの慰めをするのではなく、子どもも行くこと自体は、頭ではわかっていますので、「行きたくない」という〝その気持ちだけ″を受け止めてあげるようにしてあげてください。そのあたりは、「親も我慢」が必要ですね。そういった心の葛藤を通して、親も親としての土台ができていくのかなと思います。」

—いかがでしたでしょうか?
 保志先生には、入園後の子どものストレスとおうちでの過ごし方について、アドバイスをいただきました。入園後すぐは、とても疲れやすいもの。おうち時間でうまく気持ちを充電して、明日への活力を養うことが大事なようです。
 また、せっかくのおうち時間。親子で楽しめる時間になるといいですよね。その時に、年齢に合った知育教材を一緒に活用してみるのはいかがでしょうか? 
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※編集部の調査…1歳~6歳までの子どもをもつおうちのかた515人を対象にマクロミルで2018年8月に実施。)

プロフィール


保志 史子先生

幼稚園教諭歴30年以上で、2007年度より和光鶴川幼稚園・副園長に就任、現在に至る。

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