2歳差育児は何が大変? メリット・デメリットと気をつけたいポイント
デメリットが大きそうに見える2歳差育児ですが、いくつかのメリットがあります。たとえば、一度に子育てが終わることや教育・遊びを二人一緒にできること。受験のタイミングも重なりにくいでしょう。
2歳差育児を検討中の親御さん、2歳差育児に不安を抱えているかたに向けて、気をつけたいこと、楽しく育児を乗り切るヒントなどをご紹介します。
この記事のポイント
2歳差育児のメリットは?
2歳差育児のメリットは、育児の大変な時期がまとめて終わることです。「育児が落ち着いたら仕事復帰したい」と考える保護者にとって、復帰のタイミングをつかみやすく、育児休業の期間も短くできます。
子どもたちの年齢が近いため、育児中も
- ・きょうだいで一緒に遊べる
- ・服を共有しやすい
- ・保育園・幼稚園に同時期に通える
- ・寝る時間などの生活時間を統一しやすい
といったメリットがあるでしょう。
2歳差育児のデメリット
一方、2歳差育児にはいくつかのデメリットも見られます。
たとえば、
- ・下の子の妊娠中の育児がつらい
- ・きょうだい喧嘩が多い
- ・育児にかかりきりの期間が発生する
などです。
2歳差育児中の保護者にとって大変だと感じる瞬間は多くあるようす。2歳差育児を検討している場合は、そうした育児の大変さに追われることも想定しておきましょう。
2歳差育児で気をつけたいポイント5つ
2歳差育児を検討するなら、いくつかのポイントをおさえておきましょう。事前に心構えができるだけでも、育児の大変さを和らげたり、2歳差育児を楽しんだりすることができますよ。
「イヤイヤ期」と「つわり」が同時に来る
下の子を妊娠している時期に上の子が「イヤイヤ期」に入ります。ご自身の体調を気遣いながら上の子の相手をすることになるため、事前の準備がとても大切です。
急に気分が悪くなった場合を想定し、上のお子さまの気を紛らわせることができるおもちゃ、テレビ、おやつなどを考えておきましょう。
上の子の「赤ちゃん返り」
2歳差育児において、下の子が小さいうちは上の子もまだまだ甘えたい年頃。全員というわけではないものの、上の子が赤ちゃん返りをする可能性も高いと考えておく必要があります。
赤ちゃん返りの例としては、
- ・いつも以上に甘えてくる
- ・普段ひとりでできることを親御さんにやってもらおうとする
- ・「聞いて」「見て」とアピールしてくる
などがあります。
しっかり上の子の相手をしてあげることで、赤ちゃん返りを早めに終わらせることができるでしょう。
優先順位は年齢ではなく状況で決める
2歳差育児では二人一緒に育児をするのが基本。上の子の気持ちを尊重し、受け止めながら下の子のお世話をしていかなければなりません。
2歳差育児を上手に進めるには、「下の子を優先する」「上の子を優先する」といった年齢で決めるよりも、そのときの状況によって決めるのがポイント。たとえば、下の子が眠っている間に、上の子との二人の時間を積極的に作ってあげるなどです。
状況を見つつ臨機応変に対応するとともに、上の子にとっても「きょうだいは大切な家族」であることをしっかり伝えていきましょう。
育児期間が短いというメリットを心の支えにする
2歳差育児の大きなメリットである育児期間の短さは、親御さんにとって大変な育児を乗り切るための心の支えにもなります。
上の子と下の子の年齢が近いほど、育児期間も短くなるもの。育児中はとても大変ですが、「今を乗り切れば」という思いを支えに、育児に励みましょう。
まとめ & 実践 TIPS
メリットもデメリットもある2歳差育児。魅力を感じるかどうかは人それぞれですが、事前に育児の仕方など情報を得ておくことで、前向きに考えられる面もあります。
2歳差育児を検討中の親御さん、不安を抱えているかたは、今回ご紹介したメリットや気をつけたいポイントをぜひご参考になさってください。周りの声にとらわれすぎず、それぞれのご家庭の工夫で2歳差育児を乗り越えていくことが大切です。