子どものわがままにどう対応すればいいの?
お子さまのわがままには、本音が隠されている場合があります。
わがままを言うことが多いお子さまだと、保護者はお子さまをなだめるのに精一杯で、「なぜわがままを言うのか」という理由を知ることまで頭が回らないことも多いのではないでしょうか。
わがままへの対応法を知っておくことで、保護者の気持ちが楽になることもあるでしょう。そこで、リアルな保護者の実体験エピソード、お子さまのわがままへの対応ポイントをご紹介します。
保護者達はこうした!お子さまのわがままエピソード
先輩ママ達が経験したエピソードをご紹介します。先輩ママ達はお子さまのわがままにどう対応してきたのでしょうか。
お店で欲しいものを見つけると、それを買うまで泣き止まないお子さまを持つ先輩ママ。大声でぐずるため、スーパーなどの公の場では周りの目も気になってしまい、つい叱ってしまっていました。
また、パパがその場にいる時は、パパが買ってあげてしまうため、パパと買い物に行くときは必ず駄々をこねるようになっていきました。そこで、両親でお子さまへの対応に違いが出ないように話し合い、ぐずり始めた時は「これが欲しいんだね。どうして欲しいのかな?」と理由をお子さまに聞いたり、「どうして大きい声を出すのかな?」と、お子さまの状態を理解させてあげたりするよう決めたそうです。
お子さまのわがままを最初から否定するのではなく、「分かったよ。でも、~だから我慢してね」と受け止めた上で、我慢をさせていったところ、少しずつ駄々をこねることも少なくなっていきました。
わがままは「自分の気持ちを分かってほしい」「自分を受け入れてほしい」という気持ちの発露でもあります。このように、わがままを言うお子さまに対して、「あなたの気持ちは理解しているよ」と伝えてあげるだけでも、お子さまは精神的に安心することがあります。
わがままへの対応ポイント
お子さまのわがままへの対応法はいくつかあります。
・わがままか、その場だけ甘えているのかを見極める
→特に普段はわがままを言わない子が突然わがままを言って甘えだしたときには、何か理由があることもあります。すべてをわがままと捉えずに、状況によってお子さまの話をしっかり聞いてあげることも大切です。
→いつもわがままを言っている子の場合、保護者は「いつものことだから」と、わがままを言う理由を知ろうとしない場合があります。わがままには大切な理由が隠されていることがありますので、お子さまの話をしっかりと聞いたりして見逃さないようにすることが大切です。
・大人によってしつけのルールを変えない
→ママ、パパを問わず、お子さまのわがままに同じように対応できるよう、家庭内で方針を話し合っておきましょう。保護者の間での対応に差があると、お子さまが困惑してしまいます。
・対応している途中で、保護者が折れてしまわないようにする
→「このわがままは聞かない」と決めたら、途中で曲げずに対応することが大切です。あらかじめお子さまのわがままを想定しておいて、なぜそのわがままは聞けないのかという理由を整理しておき、お子さまにもきちんと説明ができるようにしておきましょう。併せて、そのときのお子さまへの対応を決めておきます。
また、お子さまの心の状況によっては、普段は聞いてあげられないようなわがままを特別に聞いてあげることも大切です。
「わがまま=悪いこと」「すべて否定」ではなく、どうしてわがままを言っているのか理由を見極めることがポイントです。
お子さまのわがままと前向きに付き合っていこう
お子さまは保護者に対して「安心感」を求めています。わがままばかりのお子さまに困ったときは、少し肩の力を抜いてみましょう。そして、わがままは「すべて悪い」と決めつけるのではなく、たまには甘えさせてあげる時間を作ることも大切です。「わがままへの対応ポイント」から、お子さまのわがままと前向きに付き合っていくためのヒントを探してみましょう。子育てを楽しむための情報として、ご紹介した内容を参考にしてください。