小学生の夏休み! 子どもの視野を広げるオススメ体験

たっぷりと時間のある夏休みは、ふだんとは異なる体験を通して子どもの視野を広げられるようにしたいものです。これまで気づかなかった適性を発見したり、新たな興味・関心が学習に結びついたりすることもあるはずです。この夏、小学生にオススメの体験をご紹介します!

低学年にオススメの体験

お出かけ先での体験はもちろん、家の中や近所でも遊びや活動を少し工夫することで、好奇心や自立心、責任感などが芽生えます。

◆昆虫採集をしよう

都会では昔に比べて昆虫が少なくなったように思えますが、虫網と虫かごを持って公園や河川敷などに出かけると、たくさんの昆虫に出合えるはず。子どもたちにはカブトムシやクワガタが人気ですが、バッタやコオロギ、蝶などの身近な昆虫にも目を向けてみましょう。捕まえて観察したり、スケッチしたり、図鑑で生態を調べたり…と、さまざまな学びにつながるように促しましょう。

◆星空観察をしよう

星座盤を持って、星がきれいに見える場所に出かけましょう。理科の勉強になりますし、のんびりと夜空を眺めるひとときは忘れられない夏の思い出になるはずです。夏休みですので、多少の夜更かしもよしとしましょう。あらかじめプラネタリウムに出かけて予習をすると、いっそう興味は高まります。

◆「母親体験」をしよう

洗濯、朝食の準備、掃除、昼食の準備、洗濯物をたたむなど、できる範囲で家事を体験させてみましょう。「お母さんって大変だな」と気づいて感謝の気持ちが強くなったり、積極的にお手伝いをしたりするようになるかもしれません。また、「お母さんもがんばるから、あなたもがんばってね」と、勉強や習い事、スポーツなどを努力するように促すとよいでしょう。

中学年にオススメの体験

徐々に自立心が芽生える頃ですから、安全には十分に配慮しつつ、子どもだけの体験を取り入れるとよいでしょう。これまで興味をもたなかったことにあえてチャレンジするのもオススメです。

◆博物館や科学館に行ってみよう

博物館や科学館の展示は、大人でも興味をそそられるもの。たくさんの発見があり、新たな興味が芽生えるに違いありません。夏休みは子ども向けのイベントも充実しているので、ぜひチェックしてください。

◆ひとり旅をさせよう

「かわいい子には旅をさせよ」のことわざ通り、子どもだけで電車に乗って祖父母の家を訪れるなど、ひとりで行動する機会をもたせてはいかがでしょうか。出発前は保護者が全てお膳立てをするのではなく、スケジュールを立てたり、持ち物をそろえたりするなど、子ども自身が計画を立てるようにしましょう。自分で考えて行動することで自立心が高まるなど大きな成長が見られるはずです。

◆地域の活動に参加しよう

地域のお祭りのおみこしや子ども会のイベントなどに積極的に参加しましょう。地元のよさに目が向いたり、地域の大人と交流したりするきっかけになります。

高学年にオススメの体験

アウトドア体験をしたり、地域に目を向けたりするなど、積極的に多様な体験をさせてあげましょう。子どもだけのお出かけを通して、達成感や気づきを得られることが増えてくる年頃でもあります。

◆アウトドア体験をしよう

家族でキャンプや登山をするなど、アウトドア体験をしましょう。大人も子どもも楽しい時間が過ごせますし、自然環境への関心が高まったり、よい思い出となって家族の絆が強まるきっかけにもなるでしょう。

◆友だちどうしで出かけよう

高学年くらいになると、家族もいいけど、友だちどうしで出かけたいという気持ちも強まります。安全に行動するためのルールをしっかりと理解させたうえで送り出しましょう。いつも頼りにしている保護者がいない状況で行動することは、自立心の向上につながります。

◆ボランティア活動に参加しよう

地域のボランティア活動に参加すると、人の役に立つことで充実感を味わったり、社会に目が向くきっかけになったり、多様な人と出会ったりなど、さまざまな利点があります。ボランティアの募集は、地域の社会福祉協議会やボランティアセンターなどが扱っていますからチェックしてみてください。

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