教室の選び方や注意点は? 子どものパソコンスクール事情まとめ
パソコンは、いまや現代生活に欠かせません。パソコンスキルを早いうちに身につけておけば大人になってから役立つとの理由で、お子さまにパソコンを習わせたいと考える保護者も多いのではないでしょうか。
今回は、お子さまがパソコンスクールでは何が学べるのかや、教室の選び方などについてご紹介します。
パソコンスクールでは何を習うの?
子どものパソコンスクールでは、以下のような内容を習うケースが多くなっています。
最初に、パソコンの起動方法やシャットダウンの仕方といった基本的な使い方と、「フォルダ」や「ファイル」といったパソコンの概念の基礎、ローマ字のキータッチ操作(タイピング)などを学びます。キータッチ操作は練習ソフトを使いゲーム感覚で学べるため、お子さまも楽しんでキータッチを習得できるものが多くなっています。
続いて、インターネットの検索方法のほか、書き込みにおけるマナーや有害サイトで被害を受けないためのリテラシーを学びます。マナーやリテラシーを身につけることで、ご家庭でも安心してインターネットを利用できるようになるでしょう。
パソコンに慣れてくると、ソフトを使った文書作成や表計算の基礎を学びます。
例えば、Wordで家族に手紙を書いたり、Excelでお小遣い帳を作ったりと、子どもにとって身近で実用性のある内容から習えることが多いようです。ソフトの使用スキルが身につけば、就職などで役に立つ資格の取得も目指せるでしょう。
さらに、スクールによっては、ソフトを使ったプレゼンテーションについても学べます。PowerPointの使い方だけではなく、資料の見せ方や発表の仕方といったプレゼンテーション能力も育成できる点は、大きなメリットと言えるでしょう。
パソコンスクールの選び方
お子さまが通うパソコンスクールは、以下の3点に着目して選ぶとよいでしょう。
【1】受講形式はマンツーマンか少人数がおすすめ
パソコン教室の主な受講方式は、マンツーマン、少人数での個別指導、大人数での授業形式があります。パソコンを初めて習うお子さまや、恥ずかしがりやでみんなの前で質問するのが苦手なお子さまには、マンツーマンか少人数での個別指導がよいでしょう。
【2】講師の人間性や教え方
大人がビジネスシーンで使用するレベルのパソコンスキルを求める場合は、講師が保有している資格もひとつの重要な要素となります。しかし、パソコン初心者の子どもに教える場合は、子どもが好きといった人間性であったり、子どもに教えるのがうまいか否かだったりの方が大切です。「どこがわからないのかがわからない」と困っている子どもに対し、しっかりとサポートしてくれる講師を選ぶようにしましょう。
【3】パソコンスクールの雰囲気や先生との相性
3つ目は、教室の雰囲気やインストラクターとの相性です。講師やインストラクターが生徒を熱心に見てくれているか、生徒たちが楽しそうに授業を受けているか、子どもが教室になじめそうかといったことに注目してみましょう。見学や無料体験に行き、実際にチェックすることをおすすめします。
子どもがパソコンを習う際の注意点!
お子さまは吸収が早いため、パソコンを習うとすぐにいろいろなことを試したがります。習得が早いことはよいことである反面、場合によっては思わぬネットの危険にさらされる可能性もあります。自宅でのパソコンの接し方には、十分に注意しましょう。
以下のようなルールを決めておくと効果的です。
【1】パソコンを使用するときは保護者の許可を得るようにする
まず、お子さまがパソコンを使用するときは保護者の許可を得てから、という決まりをつくるとよいでしょう。わからないことがあったときもすぐに保護者に聞くようにルールを決めておけば、お子さまが操作を続けた結果、いつの間にか何かの契約をしてしまった、といったケースも防げるので安心です。
【2】パソコンを使う時間を決めておく
次に、1日のうちにお子さまがパソコンを使う時間を何時間か決めておきましょう。1日30分など。長時間のパソコン作業は目に悪いだけでなく、そればかりに集中してしまい、勉強や体を動かす遊びなどが疎かになる場合もあります。
また、インターネット利用におけるルールも決めておく必要があります。有害サイトにアクセスしたり掲示板やSNSに個人情報を書かないよう、お子さまが閲覧できるサイトをあらかじめ決めておくなどするとよいでしょう。
将来役立つスキルを安全に習得しよう!
社会に出たときだけでなく、教育現場でもオンライン学習やEラーニングが広がるなど、パソコンスキルの必要性は増してきています。その意味でパソコンは、お子さまの将来に直結する習い事のひとつだと言えるでしょう。
今回ご紹介した内容を参考に、お子さまに合うパソコンスクールを探して、安全な方法でお子さまにパソコンを習わせてみてはいかがでしょうか。