【幼児の生活調査】園選びのトップ3「家から近い」「給食がある」「園長や先生が信頼できる」
ベネッセ教育総合研究所では、1995(平成7)年から20年にわたり、幼児を取り巻く環境に関する調査を実施してきました。2015(平成27)年の調査結果では、幼児の生活や母親の育児に対する意識、子育てのサポート環境に至るまで、興味深い変化が見られました。早速、結果を見ていきましょう。
2015年調査では、子どもを園に通わせている4歳以上の幼児の母親に、どのような園に子どもを入れたいと思ったか、5つまで選択してもらいました(図2-4-1)。選択率が最も高かったのは「家から近い」で、保育園児の母親は約8割、幼稚園児の母親は約半数が選択しています。次に「給食がある」「園長や先生が信頼できる」、「のびのび遊ばせてくれる」は、約4割の母親が選択しました。また保育園児の母親は幼稚園児の母親より、「家から近い」「長時間預かってくれる」「給食がある」「食育に取り組んでいる」などを選択する比率が高く、幼稚園児の母親は保育園児の母親よりも「保育内容・教育内容がよい」「通園バスがある」「わが家の教育方針に合う」などを選択する比率が高いことがわかりました。
Q.園を選ぶ際、どのような幼稚園や保育園にお子様を入れたいと思いましたか(母親のみの回答)
- 出典:ベネッセ教育総合研究所「第5回 幼児の生活アンケート」(2015<平成27>年)
- http://berd.benesse.jp/jisedai/research/detail1.php?id=4770
(筆者:ベネッセ教育総合研究所)