4歳児への語りかけ 遊びを通して共感しながら楽しんで
おしゃべりができるようになった4歳児への語りかけは、遊びなどを通して共感しながら楽しめる語りかけがおすすめ。でも、おしゃべりができるようになった子どもへはどんな語りかけをしてあげればいいのでしょうか?
子どもの表現力をより豊かにするための語りかけ
4歳児になると、言葉で意思疎通が図れるようになるので、ママが子どもに語りかけるときもいろいろな表現の仕方で豊かに伝えていくといいでしょう。ママの豊かな語りかけから、子どもは、こんな言い方もあるのだと学びます。
また、ママの優しい言葉から、思いやりのある言葉や傷つけないような言い方など、相手を考えて伝える気持ちを育てていくこともできるのです。
でも、おしゃべりができるようになった子どもにはどんな語りかけをすればいいのでしょうか。
4歳は、人と一緒に楽しむことで共感する喜びを味わうことのできる時期。日常生活の中や遊び、絵本などで共感しながら楽しめる語りかけがおすすめです。
絵本では、物語の中に入り込んで登場人物の気持ちになってワクワクドキドキしたり、一緒に絵本を楽しんでいる人と「自分も同じ」「そんな感じ方もあるんだ」と発見できることも子どもにとって楽しいことです。語りかけとともにおしゃべりも楽しめ、コミュニケーションを育むことができるのです。
自分で判断させる時間を与える
4歳児は、自分で考えて判断することも少しずつできるようになってきます。
ママが語りかけたり何かを尋ねたときに、ママは子どもが答えることのできる時間をつくってゆっくり待ってあげることが大切です。
ママが子どもの気持ちとは違う方向に誘導したり、子どもの気持ちを無視して物事を決めてしまったりすることのないように気をつけましょう。
保育園や幼稚園などに通い始め、さまざまな経験ができる頃でもあります。そんな経験の中で自分の経験したことや感じたことを言葉で表現できるように導ける、また考える力を育てられる語りかけをしてあげられるといいですね。
たとえば、園ではお友だちとの関わりも増えてきます。そんなとき、どのような言葉で伝えたらわかってもらえるのか、ということをママからの語りかけから学んでいくこともできます。
だんだん世界が広がってくる4歳児。これから、家族以外の人とのコミュニケーションが豊かにできるように、意識して語りかけをしてあげられるとよりよいですね。